riumatiのブログ

高齢者医療専門医の女医がリウマチになり体不自由になり犬と生活しています、医療、生活など病にかんすることから医療界についてなど発信しています

君らになにがわかる⁉️~にわか在宅医療専門のかたへ

在宅医療は本当に偶然ではじめた。

たまたま小泉政権介護保険をはじめた年にこれも、たまたま、友人が副院長の、介護病棟で働いていた。

なぜか、介護保険の主治医意見書のはじまりにたずさわった。

 

その後、たまたま、ご紹介してもらったのが、千葉県の松戸にある老人施設の在宅医療のクリニックだった。

 

楽しき在宅医療チーム

 

その頃は、在宅医療がはじまったばかりで、楽しい、一生の友人になる人たちと一緒に仕事しはじめた。

 

容姿が私は生まれつき派手である。

 

看護師とレントゲン技師のダブルライセンスもった男性と訪問診療にいった。

 

彼も容姿が派手なので、二人でいるとそこだけが、夜の世界みたいだと仲間からよくからかわれた。

楽しい在宅医療チームだった。

 

一生の友達の在宅医療チーム

 

彼とは、親友関係が20年以上続いている。

 

その当時、国立大をでたばかりの青年とか、今だ仲良しのもとおもろいおじさんの幹部とかと訪問診療はじめた。

 

在宅医療の創成期

 

私もこんなに長く在宅医療やるとはおもわなかった。

 

なんせ介護保険がはじまったばかりで、訪問看護もきちんと整備されていなかった。

 

よく白衣きたまま、聴診器を首にかけたまま往診に自分の車ででかけた。

 

なんせ、当時若気のいたりで、真っ赤なスポーツカーにのって、屋根をオープンにして、首都高速を、はしりまわっていたから目立つことこのうえない。

 

仮装か?といわれた。

 

あちこち在宅医療ではしりまわっていた。

 

今考えると楽しかった。

 

在宅医とは、なんだ?という時代であった。

 

どうして往診をすすめるか?と手探りではじめた。

 

施設往診がほとんどであった。

 自分で広報もやり、個人在宅もいった。

 

新しく在宅医療をはじめるかたへ

 

在宅医療をやろうと今からはじめる医師がいるが、違う分野からこられるかたはやめたほうがいい。

 

年をとったら在宅医療をやろうという医師もやめたほうがいい。

 

在宅医療は、聴診器だけでいく支える医療である。

 

やはりトレーニングをきちんとしないと在宅医療をはじめたらいけない。

 

いろんな数多くの患者をみて経験つまないといけない。

 

検査ばかり在宅医療でやる医師は臨床能力に自信ないか?はたまた趣味?かわからない。

 

若い医師でこれからトレーニングつむかたはいいが、年とったら在宅医療でもはじめるか?は大反対である。

 

はじめから仲間とワイワイ楽しくはじめた在宅医療で、チームで行う医療は当たり前であった。

 

在宅医療がはじまったころの、我々の在宅医療について

 

今と違い、こんなに点滴とか薬ずけに高齢者をしなかった。

 

いつの時代からか、高齢者医療が儲かるといろんなかたが参入してきた。

 

管だらけの高齢者がいまでは、病院ではよくみられる光景になった。

 

在宅医療にチームでいき、笑いを我々はとってきた。

 

高齢者も我々にはいり笑いこけておられた。

 

私は今の高齢者医療に失望している。

親友の仲間も高齢者医療から少しずつ離れていった。

医療従事者と一緒に笑う高齢者などいまの高齢者にはほとんどいない。

 

在宅医療は、本来は、そういう支える医療のはずである。

 

高齢者を食い物にした詐欺なども横行している。

 

何故在宅医療は、こんなことになったのか?

 

はじめからかかわっている我々が悪かったのか?

 

猫も杓子も高齢者医療である。

 

へえ、老人医療の専門などかわってるな?といわれたのは、すごい昔に感じる。

 

管をさされ、抗生剤ずけで、胃瘻され、中心静脈栄養され、点滴され、私が在宅医療はじめた頃には、みかけない光景である。

 

私は、なんどもかくが今の高齢者医療に失望した。悲しい。

 

にわか在宅医療専門の医療関係者がふえて、在宅医療をかたるのも⁉️である

 

 

結論

 

君らになにがわかる?とにわか専門のかたに、はじめから在宅医療にかかわっている我々はおもう。

 

高齢者を虐待しているにしか、今の高齢者医療は思えない。

 

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