riumatiのブログ

高齢者医療専門医の女医がリウマチになり体不自由になり犬と生活しています、医療、生活など病にかんすることから医療界についてなど発信しています

あなたは、人間ドッグ、それでもうけますか?~超高齢者が人間ドッグうけたら、どうなる?

若い世代の健診は癌の早期発見などにとてもよい制度だと考える。

健診は高齢者に必要か?

これについては、あちこちでいろんな医師がコメントのせている。

  • 30才のかたと80才のかたの正常値は違う。

しかし、今の制度では、同じ値で異常、正常がきまる。

  • 高齢者にとりつまり健診、人間ドッグは必要か?になる。

 

加齢による自然ダイエット

 

私は80才以上のかたにメタボ健診などナンセンスだとおもう。

 

加齢による自然ダイエットがおこるので、多少メタボでも90才になると痩せましたというかたがほとんどである。

 

高齢者が人間ドッグで病みつけたら?

 

脳ドッグがすすんだ功罪として、動脈瘤など90才でみつかると、手術したらどうなるか?

 

手術で侵襲されることにより、体力低下がおき、ネタキリになることがおい。

 

飲み込みが悪くなると、誤嚥性肺炎おこし、尿路感染症おこす。

 

これからがエンドレスである。

 

 

抗生剤、点滴となりたべれないなら胃ろう、胃ろうではなく最近は中心静脈栄養となり、家には二度とかえれなくなる。

 

中心静脈から抗生剤などいれる、これで抗生剤がきかない耐性菌が日本ではふえている。

 

高齢者はそれらをひきぬかないように、身体抑制をうける。

これで二度と歩けなくなる。

ひとりでくらせなくなる。

 

水分で超高齢者の体は水びたし、つまり溺れた時のようになる。

 

このことを、私ごときとちがう、名前がある偉い医師のかたがたがいくら本など書いても医療はかわらない。

 

なぜかは、病院経営の問題と医療裁判があるからだとおもう。

入院して医療処置をしないと訴えられるからである。

 

 

 

なぜ胃ろうがへってきたか?

 

  • 胃ろうがなぜすたれたかは、病院の利益にならないように診療費がおさえられたことと、国民の意識の変化である。

 

医師は、なにもしないでかれるように病院でみとることは、訴えられるので、中心静脈栄養をやることになる。

 

病院の利益にもつながる。

 

検査しすぎてみつかった病には、人情として、放置を医師も患者もできなくなる。

 

昔は、年をとったからと放置していたことも、検査をやりすぎて、病をほりおこし、やがてネタキリになる。

 

人工臓器や、遺伝子操作で根本的に若返るならいい。

 

加齢になり生じた変化をなんとかしようとメスいれたりすると、体は弱まる。

 

人間ドッグは高齢者に必要か?

 

人間ドッグは自費なので、医療界にとり利益はあがる。

 

国民も人間ドッグすると安心感がある。

 

人間ドッグでなにもなかったからと。

 

金で安心感をかえるならそれもいいことである。

が私の病のリウマチなどの膠原病などは、人間ドッグなどではわからない。

 

 

  • 年金暮らしのかたに人間ドッグをうける経済力がないかたがおおい。

 

人間ドッグを高齢者はうけなくてもかかりつけ医に相談して、医療保険でできる検査がある。

 

自費でやるよりは、安い。

 

つけくわえたら花粉症の薬も、町の薬局でかうより、医療機関で処方されたほうが安い。

 

超高齢者になにも検査するなとはいわない。

 

  • しかし、検査してみつけ、本人も悩み、家族も悩み、医師もいまは、医療裁判になるので治療すすめる。

 

まとめ

 

治療すすめても超高齢者の場合、手術とかしたらネタキリになる。

 

ネタキリになりあちこち管をさしたら家にはかえれない。

 

が医療処置は、病院の利益にはなる。

 

かれるようになくなるのは、今の医療制度では、病院ではできない。

 

国は、医療費が増加するので頭なやます。

 

この医療費は、つけとして若い世代が負担することになる。

 

90代のネタキリのかたの医療費は、極論だが20才の若者が負担することになる。

 

よく自分の人生をどうおくるかは、かかりつけ医と相談すべきである。

以下に関連した過去の記事のせましたのでお読みください。

 

 

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 老衰でかれるようになくなるのは苦痛ないという論文データがあるので下の記事をご参照ください。


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超高齢者医療について、寝たきり老人は欧米にいないについてかかれた本もご紹介

 

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