riumatiのブログ

高齢者医療専門医の女医がリウマチになり体不自由になり犬と生活しています、医療、生活など病にかんすることから医療界についてなど発信しています

現役内科医がすすめる、風邪、下痢を家で治す方法、窓口医療費、数十円値上げにたいする節約方法ふ

 

10月より医療費増加

 

10月より消費税導入され医療費の初診、再診、救急などであがる。

 

初診で風邪でかかり、薬何種類もだされてになると医療費だけで3千円は超える。

いわゆる風邪症状の対処方法

先生、咳でて喉がいたくて、鼻水あり、頭痛です

 

ここまでで症状が4種類だから4種類だす医師がいる。これに抗生剤処方をする。

 

抗生剤は風邪はウイルス疾患であることが多いので効果ない。細菌疾患でない。抗生剤がだんだんきかなくなる菌がふえつつある。こんなに薬処方されたら、相互の薬同士の副作用もある。いままで飲んでた薬との競合作用もある

早く風邪なおしてもらいたくてかかりました。早く治る風邪薬などない。私がのみたいくらい。

 

薬は気休めである。なら総合感冒薬を薬局でかい、安静にするのが一番、休むことが一番大事である。病院でしか処方できなかった総合感冒薬PLという薬が最近薬局で処方されている。先日私も薬局でかった。

下痢、嘔吐のときの対処方法

 

風邪による、嘔吐、下痢の胃腸炎が冬場に多い。呼吸器症状なくて消火器症状だけである。

私が飲んでいるリウマチの薬はこの胃腸炎をひきおこす。じつは今もかかっている。

その時は、私は、食事をとめる。水分はOS1という経口補水液をドラッグストアーより常に買ってある。通販で1ダースとどけてくれる。

ポカリなどと味はにているが成分がややちがう。OS1は、電解質バランスを考えて作られている。飲む点滴といわれている。

下痢のとき、一般のかたはおかゆとかたべがちである。それがまた腸を刺激して下痢などひきおこす。腸をやすめてあげないといけない。

 

バナナは、なぜかよいようである。栄養たりないと考えるかたは、メイバランスというカロリー補う栄養剤(200カロリー)がドラッグストアーでうっているのでためしてみたらどうだろうか。少々値段は高い。

 

 

下痢がとまり24時間下痢がなかったら、まず液体のスープからためしていき、つぎにおかゆをドロドロにしたものをはじめる。48時間下痢がとまったら、おかゆにする。

 

柑橘類は便を柔らかくするのでだめである。便をかためる作用があるリンゴをおろしたもの→おろすのが大変ならベビーフードを購入したらよい、おかゆのどろどろしたものもベビーフードにあるのでつくるのが大変なかたはそれを利用するとよい。

風邪から肺炎になり入院する診断基準

 

あと風邪で受診して、肺炎ですから入院しましょうといわれたことないだろうか?

CRPがあがっているから入院治療しましょうという医師がまだまだおおい。私 はICDという感染症制御医師の資格もっているが感染症学会でCRPで重症度ははかれないとなっている。呼吸器学会が定めた肺炎の入院基準というのがあり、普通はそれにもとずき入院する肺炎かどうかきめる。軽い肺炎なら家でなおせる。

入院する肺炎かどうかきめる診断基準を示す

 

A age                  男70歳、女75歳以上

 

D dehydration   BUN21以上か脱水あり

 

R respration   呼吸の状態が悪い→spo2 90%以下

 

O   orientaton   意識障害あり

 

P pressure     血圧90以下

 

5項目で評価、1点ずつ

 

0点       外来通院可能

 

1から2点     外来か入院

 

3点       入院

 

4から5点    icu入院

 

CRPは項目にはいっていない。呼吸器学会がしめしているガイドラインである。研修医のほうが医学を学校で学んだばかりでよくおぼえている。おおきな病院の救急に肺炎でいったが入院させてもらえなかったいう原因はこの診断基準にある。

 

ナースもCRPしかみないかたが多いので、なぜ入院させないのかというかたもいる。

CRPが20くらいでも70歳未満で食欲あるかたでお元気なかたは、服薬の抗生剤のみ家で安静にしていれば治る。これが入院して抗生剤点滴とかなると余病ひきおこす。

年齢が高い医師はCRPとり診断しがちである。看護師などもそういう考えのかたがまだいる。

 

病院では医師よりナースの力は絶大であるし、女性は噂好きなので、あの先生CRP15でかえしたわよ。おかしいとかいう噂はすぐながれる。ナースのかたで本当に勉強され、噂もしないかたもいる。子育て終了してから看護師の教官になられるため学校行かれた向上心あるかたもいる。もしこれをナースのかたでよまれていたらごめんなさい

結論

 

 

話はずれたが、まず風邪ひいたら病院ではなく、安静にしよう。食事たべていて下痢とまりません。いつまでも下痢はつづく。

 

ますます窓口の個人が払う医療費が増大するので病院には上手にかかるようにしよう。

将来は風邪や下痢では病院受診できなくると思う。なぜなり医療費がふえつづけてるからである。今の日本の医療制度では、しばらく家で様子みて悪化するならかかりつけ医にかかるようになると思う。

海外では、まず資格ある看護師(資格名わすれたが)または薬剤師に相談してからかかりつけ医へ受診となっているとこのほうが多い。

 

しかし、症状ひどく、上記のADROP(肺炎の入院基準を頭文字でこう呼ぶ)に、てらしあわせ肺炎で入院かなとおもったら迷わず受診してほしい