riumatiのブログ

高齢者医療専門医の女医がリウマチになり体不自由になり犬と生活しています、医療、生活など病にかんすることから医療界についてなど発信しています

超高齢者に花粉症はいないって本当?長生きするために医師はいらない?

  花粉症の季節である。

いままで一人くらいいたかもしれないが80歳以上のかたに花粉症はほとんどみたことない。

私はこどものころものすごく花粉症がひどかった。鼻がつまりくるしかった。

それがだんだんかるくなった。

今年はリウマチになり、免疫抑制剤服薬している。つまり高齢者のかたと同じ免疫が落ちている状態である。

まだ花粉症の症状はない。

90歳以上で花粉症のひとを見たことある?と知人にもきいたがないと。

免疫がおちてくると花粉症の症状へり、超高齢者になるとなくなるのではないだろうか。

花粉症の薬は内科でも処方できる

私は総合診療医なので花粉症の目薬、鼻炎の薬など処方しているのだが、先生のところで処方できるのですかと驚かれる。

あちこち病院受診するとお金かかるからかかりつけ医にきいてみたほうがよい。

マスクをしているのは感染症防ぐためだけでない。

湿度をたもち呼吸を楽にして花粉を防ぐためである。

医師でマスクはしても意味ありませんという困ったちゃんもいる。

マスクは咳エチケットと花粉防ぐ、あと湿度を呼吸器、咽頭に保つため必要である。

眼鏡も外出時はかけたほうが花粉をふせげる。

 

花粉症とたたかっているかた、頑張りましょう。薬もいろいろあります。

あまりひどいときは数日間だげステロイドつかう場合もあります。

 

高齢者と成人とはこのように病もちがう。

 

それなのに血圧が高めで130ありあわてて病院にきましたという80歳以上のかたが多い。

 

動脈硬化がだれでもあるので血圧は、60歳で140、70歳で150をめどにだいたいしたらよいとお話しする。

 

高血圧症のガイドラインでは降圧剤服薬する場合、75歳で150目標とさだめている。

高齢者の正常値は違うとさだめている。

 

高齢者基準値ハンドブック

高齢者基準値ハンドブック

 

 人間は、小児期、思春期、成人期、老年期とわかれている。みんな同じの病にかかるわけでなく、基準値もちがう。

 

極端な糖質制限を成長期の子供と高齢者はしてはいけない

 

高齢になり極端な糖質制限などしたら絶対いけない。

脳の活動をつかさどっているのはブドウ糖である。

子供たちも糖質制限すると発達障害おこす。

糖質制限してよいかたは、成人期だけである。

食べ過ぎはよくないが、日本は縄文時代よりお米たべてくらしてきた。

バナナもよくない、コメもたべるなを高齢者や小児期、思春期の子供がやると脳の発達を阻害する。

 

食べ過ぎはよくないが日本人は縄文時代よりお米たべてきたのである。

米とともにくらしてきた民族である。

米がこれほど悪者にされた時代はないのではないだろうか?

 

糖尿病のかたとかは、糖質制限したほうがよいかたがいるが必ず糖尿病学会の専門医に話は聞こう。

 

私も糖尿のかたを治療しているが極端の糖質制限はしないように話している。

 

友人に糖尿病の専門医がいる。

 

私が治療できない難しいかたは友人に治療してもらっている。

 

極端な糖質制限は、長続きしないでリバウンドするし、糖質制限すると脳の認知機能がおちてくることが経験でわかった。

また、糖質制限しているかたから笑みがきえていることがおおい。なぜなら毎日楽しくない人がおおいからである。

糖質とらなくてもニコニコできる人はとらなくてもよい。

ニコニコして繰らすのがなにより健康をたもつ薬である。

 

残りすくない人生を楽しくいきるかどうかはあなた次第

 

人生など短い、100歳までいきるとしても70歳のかたはあと30年である。

食べたいものを我慢して寿命をのばしたいか。すきなものたべ、すきなことして生きていくのかはその人の考え方次第である。

 

私はリウマチになり自分の寿命はそれほど長くないと思っている。

 

天皇と同じ年であるので元気にいられるのはあと20年もないだろう。

 

人生の残り時間がない。それなのにおいしくないものたべ、つまらない時間を過ごすのはもったいないと考えるようになった。

 

のこされた時間を有意義の楽しいものですることが人生の後半では一番大事である。

 

医師も薬もいらない楽しそうな私の高齢の友人たち

 

私のボーイフレンドの一人に今年71歳でサーファーがいる。みかけは50代である。

年金生活だが深く物事考えない。楽しいことしか考えない。極端だが健康診断もいかない。

PSAがたかくて20年くらい前に検査して前立腺肥大といわれ泌尿器に通院していたようだが数年前にやめてしまった。

 

前立腺ガンで治療した隣人が衰弱していったのみたので治療がこわくなったらしい。

一番の原因は、ものぐさだから通院やめてしまった。

 

前立腺がんは、ゆっくりしか進行しないし本人が治療やめたのだからしかたない。

とても元気で毎日のーてんきに暮らしている。

脳が若いから周囲も若くしかみえないのであろう。

 

もうひとり素敵なガールフレンドがいる。そのかたの母親の話である。

世が世なり城もちのお姫様たちで皇族とも親戚にあたるかたである。

そこの100歳ちかい母親が一切薬をのまない、医師の受診を拒否しているのである。

検査したこともない、頑固なお姫さまである。

やや歩行困難になられたときいたか診察にいきましょうかといったら拒否された。

足の筋力がおちてきているのは確かである、

しかし食事もとられているしとのこと。70代の娘さんもこのままにしますとのことである。

このお姫様ものーてんきなかたであるときいている。明るい、くよくよしない。

 

片一方薬漬けで身体拘束うけている高齢者もいる。

脳を若く保つことが一番必要である。脳が幸せ、楽しいとおもえることが60歳以上では一番必要である。

苦難しいるダイエットとか運動とか、治療とかは自分が喜び感じたらうけてよいが嫌なら私ならやらない。

 

検査の功罪

高齢になりあちこち検査して悪いとこみつけ、精神的になやみ薬漬けになるならこの100歳のお姫様のようないきかたもあるかもしれない。

検査好きなかたはうけたほうがよい。検査して安心がえられ幸せに感じるならそのほうがよい。

高齢者になったから治療あきらめろとはいっていない。

ひとそれぞれであるので医師の言うとうりにいきるのでなく、個人のいきたいように高齢になったらいきてよいのではないだろうか?

結論

おそらく私くらい高齢者の生活、暮らしをながく、家やいろんな施設などふくめみてきた医師は少ないだろう。

私は施設にははいりたくない。変人でわがままな自由人なので規則あるところはだめである。

死んでから発見されるにしろ、自由で最後までいたい。

ネット社会なのでなんとか一人でも暮らしていける。

人生を楽しくいきてかれるようになくなりたいから。これが家族などがいるとおせっかいがはじまりかれるようには死なせてくれないと思うので。

かれるように痛いめにあわずにしねる施設があれば一番よいのだが