riumatiのブログ

高齢者医療専門医の女医がリウマチになり体不自由になり犬と生活しています、医療、生活など病にかんすることから医療界についてなど発信しています

足の浮腫の治療の利尿剤が寝たきりをつくる⁉️

むくみにすぐ利尿剤はまちがいです。

抗生剤も日本人は大好きだが、利尿剤も大好きである。

足がむくんだから薬を処方してほしいとよくいわれる。

ます、足のむくみの場合、足をあげることが大事である。

人間は元々四つ足の動物である。

歩行したりすわって足がしたにむいているとむくむ。

日本人の薬ずきは、はてしない。

薬を処方しないと、やぶ医師になる。

利尿剤にラシックスというのがあるがなぜラシックスというのか医師でもしらないかたがおおい。

ラシックスのラはLAPIDのLの略である、素早く、短期間にの略である。

素早くむくみはとれるが副作用がある。

K が低下して尿酸があがる。

すると痛風のけがありますよと医師にいわれ薬が追加される。

元々はたんなる足の浮腫だったのに、

なんだかたいへんな病になってくる。

医師は検査ばかりするようになり、患者の顔とか心理状態ではなく、検査データばかりみるようになる。

そうこうするうちに、利尿剤の副作用で尿もちかくなる。

高齢者だと尿がちかいと泌尿器科にいき薬を処方される。

前立腺肥大になると手術になるかたもいる。

そのうちに全身がよわってきて歩行も困難になる。

すると、腸がうごかなくなり便秘になる。すると下剤が処方される。

便秘が改善しないと便閉塞、つまり腸閉塞になる。

ひどいと手術になる。

手術すると体力よわまり、足の筋力がおちる。

あるくのが大変になる。

 

ついにねたきりになる。

 

ここでようく考えよう。

はじめはたんなる足がむくんだだけだったのではないか?

最初の医師は足をあげてきつい靴下をはいてと指示したかもしれない。

それか納得できずに、薬をもらうためつぎの医師にいったかもしれない。

こうやってくすりずけがおこり、寝たきりになっていく。

最近はこの負の連鎖がわかり薬はいらないというかたが実はかなりおられる。

まとめ

私は、薬を次々処方したり検査ずけにせずねたきりにしない。

 

最近皆様の口コミで患者様がこられて薬をあまりのみたくない、寝たきりになりたくないとはっきりいわれるかたがふえてきた。

私の外来にこられるかたで長期の寝たきりになるかたはほとんどいなくなった。

地域のかたにそれが何年もかけ理解されて、外来に患者様が口コミでこられる。

だれもが寝たきりになりたくないのである。

 

数年前までは、点滴を元気になるためにしてくださいとか、薬でなおしてくださいとかいわれるかたが多かった。

地域の口コミとか評判は長い年月かかるが、地道にとりくむと実をむすぶ。

 

寝たきりを予防することは大事である。だれもが寝たきりになるオムツをつけるのは嫌ではないだろうか?