riumatiのブログ

高齢者医療専門医の女医がリウマチになり体不自由になり犬と生活しています、医療、生活など病にかんすることから医療界についてなど発信しています

寝たきり大黒柱をたよるおひとりさま高齢者息子たち~たくましい高齢者女性のおひとりさま老後

老老介護にはだいたい二パターンある、息子と暮らす母親と夫婦で暮らすパターンである。

 

息子と暮らす母親について

息子が70代で親が90代

これが娘のパターンはあまりみない。

親も母親がほとんどで、父親と息子というパターンはみたことない。

父親がさきになくなり、息子と母親のパターンである。

息子もなにかしの事情で独身である。

息子に子供がいない場合がほとんどである。

実家に息子の70代がもどり母親とくらしているパターンがおおい。

そうなると、家事とか母親の面倒をみるのがかなり厳しい。

介護保険をつかいヘルパーさんに母親の面倒をみてもらっている例がおおい。

息子にもいろんなかたがいて、家庭的なことが得意なかたもなかにいる。

なかなか家事までは難しく、往診にいくと部屋がごみにうずもれている家がかなりおおい。

団塊の世代は競争がはげしく、競争にかてなかったなかには、母親の年金のほうが高いかたもいる。

実際母親がなくなったあと、自分の年金だけでは暮らせなくなり生活苦におちいったかたもいる。

寝たきり大黒柱

母親がすべて経済的負担をしていたのである。

寝たきりの母親が大黒柱のことが結構ある。

そういった息子はなんとか母親を長生きさせろと医療機関にいう。

母親は90代なので、医療機関もこまってしまう。

こまった息子たちがいる。

どうして娘は自立できているのか?

女性で親の年金で生活しているかたはあまりみない。

娘たちは、どうしているのであろうか?

まず母親と二人くらしの娘はあまりみない。

女性は、家をでてとついでいるか?はたまた自分で自活しているのだとおもう。

わずかな年金でくらしている高齢者女性のおひとりさまがかなり外来にこられる。

料理とか本当に工夫なさっているときく。

キャベツなど、にたりやいたりサラダにとつかうとおききした。

女性は家事が男性より得意も理由かもしれない。

女性のほうがたくましい。

犬とくらしていた団塊の世代の女性が犬をなくして、私の外来に涙でこられた。

寂しいと。

はたと行政が高齢者のために麻雀サークルをやっていて私の患者女性がいっているのをおもいだしすすめた。

次の日べつの高齢者女性がこられ、麻雀をなんと私の患者三人が偶然であいなさったときいた。

つぎの日は、そのうちのお二人が仲良く一緒に外来にこられた。

お友達になったということである。

男性ではなかなかこうはいかない。

自分の経歴やらが邪魔して、見知らぬかたと高齢者になり友達になることは厳しい。

そうなると寂しい高齢者の男性は、団塊の世代はネットがつかえるので、婚活ネットなので出会いをもとめるかたもいるようである。

なかなか同性の友達は、高齢者男性はつくりにくい。

それが、高齢者の母親と暮らす原因のひとつかもしれない。

高齢者男性も行政では、いまいろんなサークルをやっているから、覗いてみてはいかがであろうか?