お金持ちのお年寄りと貧困のお年寄り
経済格差がさけばれている
いろんな本に貧困がふえ、中流はいなくなったとさけばれている。
高齢者社会にひろがった経済格差
働いているときは、皆、職場にいるからわからないだろう、
しかし、私が在宅医療はじめた25年まえより確実に高齢者の経済格差はひろがってきた
90代以上のかたはそれほど経済格差はひどくなかった。
団塊の世代に高齢者がふえるについで、貧困格差がでてきた。
私の仕事は、在宅医療なのでお宅にお邪魔することである。
つい最近病のために個人宅往診は、めったにいかなくなったが、昨年まではいっていた。
経済的に豊かなかたとそうでないかたの格差が本当にひろがった。
貧しいお宅は、ものがあふれている。
ものの整理ができないお宅がおおい。
掃除もされていない。
ゆえに高齢者の寝たきりのかたがいる環境も悲惨である。
昔、在宅医療はじめたころも確かに貧しいお宅もあった。
最近の特徴は、外部からは、貧しい家とはわからない。
ごく普通の一軒家もしくは、マンションで貧困がおきている。
家やマンションは、なくなったご主人が購入したものか、ご先祖の家がほとんどである。
残された妻、なぜか家にいる子供→子供といっても50代くらいのかたたちが貧困におちいっていることがおおい。
生活保護はもらわず年金のみという家庭である。
80*50問題というより90*70問題もある。
団塊の世代が人数がおおいので、いろんなかたがいるのも理由だろう。
ものすごい金持ちのかたもなかにはいる。
まあ、大金持ちでも貧困でも老いは平等である。
かえって、金持ちの老人施設ではやることなくなり認知になるかたもおおいという報告もある。
長年高齢者医療やってきた結論として、大金持ちと最貧困の高齢者は、寝たきりになりやすい。
ほどほどに自分でやらないといけないことがあり、ほどほどにお金あるかたが一番元気である。
なにより、仕事ではなく自分の好きな趣味とかあるかた、前向きにつねに生きているかたが一番元気な高齢者である。
90代で救急車にのり入院したらほとんど二度と自宅に帰れない。
二度とあるけなくなる。家族も家で介護できなくなる。