riumatiのブログ

高齢者医療専門医の女医がリウマチになり体不自由になり犬と生活しています、医療、生活など病にかんすることから医療界についてなど発信しています

病院という国民最大の宗教‼️日本人は病院教の信者

信じてはいけない健康診断という表題が今月のプレジデントの表題である。

まさしくそのとうりである。

多少メタボのほうが長生きする、と記載あるがそのとうりである。なぜなら超高齢者になると食欲は減る。

その時に多少メタボあるほうが冬眠の熊のように蓄えあるので生命維持につながる。

女性のほうが長寿がおおいのもこれも一因である。

しかし、医療の利益をあげるために、患者をふやすために、検査を行う。

わずかなメタボでも検査ずけ、薬ずけになる。

プレジデントもやぶ医師の定義をしているが、

やぶ医師は、検査や手術が大好きである。

高齢者医療をしている医師なら薬はあまりのまず、ガンも積極的治療をしないかたのほうが長生きできることはしっている、

がそんなことを口にしたら、医療経営はなりたたない。

最近はプレジデントしかり、老人病棟という本にも書いてあるが、医療はビジネスであるときちんとはなすかたかだが増えてきた。

患者にとりやぶ医師は医療機関にとりよい医師になり出世する。

検査ずけ、手術ずけにしたら売上はあがるからやぶ医師は、出世する。

しかし、良医は、必要な検査、必要な手術しかしない、売上はあがらないから、病院からは疎まれて、出世はしない。

おまえは無能だから出世させないんだ、

たんなるおまえのいいわけだと偉い地位にある手術、入院すきのおじさま医師たちにいわれるとは思うが。

私の患者様で100歳まで元気にいきられた女性がいたが、薬は一種類のみで薬はのまない、手術、入院はしないというかたがいた。

最後まで元気にすごされある日なくなり、在宅医の私に死亡か確認にいった。くるしまずやすらかになくなられた。

ガンの末期の60才の女性もすべて治療を拒否なさったので、自宅で最後まですごされた。

箱根になくなる二週間前にご家族で旅行された。病院ですごすより有益な時間をすごされた。
入院していたら家族とすごせなかったとご主人より感謝されているのを記憶している。

在宅医療をしている経験ある医師は、過剰な不要な治療が高齢者の寿命を縮めることはしっている。

自然にまかせ、痛みなどの苦しみだけとりのぞいたほうが人間らしく最後まで暮らせることもしっている。

しかし、病院組織にいる医師がそんなことをいったら、まず出世はできない。

私は患者様が家族と考えているし、男性医師みたいに患者様より売上が大事とは考えていないので話している。

病院だけでなく、クリニックも儲からない。

病院やクリニックに付随した薬、医療機械、もろもろが手術などがへると儲からない。

 

利益率あげるためには、検査、手術、入院であるから患者様を検査ずけにして手術、入院をひたすらすすめる。

少しの異常でも入院、手術をしたほうが病院の利益はあがるし、付随した薬屋、医療機械メーカーも儲かる。

それに日本人は、病院をスーパーマンのように信じる。

神、仏を信じるよりまず病院である。

教祖である医師が、信者にあなたは検査をしなさい、手術をしなさい、入院をしなさいといえば信者はしたがう。

 

日本最大の宗教が病院である。

信者は日本国民である。

病院にいけば、体の不調は治ると信じこんでいる。

医師の処方する薬、検査をうけたらすべて問題は、解決と信じこんでいる。

病院にいけは治るとおもい、病院に急いで受診する。

病院にいくと病院はまってましたとばかりに検査ずけにする。

病院受診も自己責任である。

無理やりだれかに連れていかれるのではなくあくまで個人が選らんで受診するのだから。

病院に受診したからには検査もされるし、手術、入院もすすめられる。

なにが必要ある検査かいなかを判断は素人がつかないから、すべて医師のいうがままになる。

今月号のプレジデントや老人病棟を読んでいただければわかる。

老人病棟のロックフェラーのはなしなど疑問感じる点もあるが、点滴ずけに高齢者をして溺死と同じ状態になるのは現実にみているので同感である。

検査入院のはずが、なくなりました、になるケースなど老人病棟にかかれていることは、正しい。

なぜ、プライマリーケア、総合診療が病院組織ですすまないか?

その答えは今月号のプレジデントにのっている。

簡単に説明するとひとつの診療科ですませたら、病院利益はあがらないからである。

また、クリニックでも経営がなりたたなくなるからである。

あちこち受診してもらわないとつぶれるクリニックがでてくるからである。

私の外来では、すべての科の処方をする、頻尿、など、あとは皮膚科、整形外科、内科はもちろん、そうなるといろんな診療科にいかなくてすむ。

いろんな診療科にかからないと、病院の利益にはならない。

あちこちかかり、そのたびに診察料金を患者様や保険組合ははらわされる。

ひとつの診療科になると利益率はあがらない。

ひとつしか診察料金はとれないし、処方料金も一ヶ所だけになる。

入院や手術をふやさないと病院は利益率はあがらない。

国が医療費を抑制したいなら、外来や在宅医療が利益率があがるシステムをつくらないといけない。

国が推奨しているシステム

超急性期病院で、手術、入院を行い。
一般的な疾患はプライマリー医師、つまり総合診療医がみる。
総合診療医が必要とみとめたら超急性期の臓器別専門医に紹介する。

これがうまくいかない。理由はふたつ、

日本人の大病院崇拝

超急性期以外の病院で総合診療、在宅医療だけだと他の病院が、儲からない。

あちこち診療科目を受診したほうが病院の利益になる。

この二点があるので、総合診療は国がいうようにすすまない。

保険診療の重きをかえたりして、プライマリー、つまり総合診療をすすめるように国がしないといけない。

病院の受診の方法は各自考えないといけない。

人間ドッグでなんともなくても、一ヶ月後になくなりましたはよくあることで、検査は、万能ではない。

人間ドッグうけてるから安心は間違いである。

あくまで標準的な検査をしているにすぎない。

それで異常値がでないからと、安心ではない。

人間ドッグは、医療利益はかなりあがる。

海外ではやらないことであり日本独自の医療ビジネスである。

 

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わかりやすく今月号のプレジデントに特集くまれているので読まれたらよい。

老人病棟に関しては、秘密結社の話とかあり、そこは私は疑問感じるが、医療の部分については在宅医、総合診療医として、同感できることがおおい。

患者をカモにするような病院には、民衆のほうが賢いからいかなくなるであろう。

次第にその病院は収入へり潰れる。

私が医療人としてやることは、まともな医療を提供すること、患者様の利益を最優先することであると信じている。

それが最終的には、病院を流行らせ、患者にも病院にも利益うむことにつながる。