riumatiのブログ

高齢者医療専門医の女医がリウマチになり体不自由になり犬と生活しています、医療、生活など病にかんすることから医療界についてなど発信しています

マスコミ報道とはちがう現役内科医の本音❗️コロナによる医療経営危機について

コロナ後へった外来

三大原因

ステイホームの影響で転倒骨折なさる高齢者がへった。外出の回数がへった影響である。

 

仲間の外来を担当している医師と話したが我々が不定愁訴とよぶ、きのせいの病のかたもへった。

三番目に感染症がうつるのが怖いかたもへった。

このことについては、私の外来での話はあとの部分で記載。

マスコミで受診抑制で、コロナ感染症をうけいれたところもそうでないところも医療機関はいま経営悪化していると報道されている。

外来だけでなく、いわゆるドル箱であった健診がストップしたことも一因になっている。

健診神話が日本にはあり、健診さえすれば元気でいられるという国民性から、健診業界はうるおっていた。

コロナにより、三密だから健診はひかえられた。

コロナ前までは、医療費がかかりすぎて財政悪化しているが厚労省の役人のいいぶんだった。

確かに不要不急の医療がおおかったのは事実である。

肩こりだから、湿布くださいとかが不要不急の受診である。

医療機関も売上のために、不要不急の外来や入院や検査などを積極的にやってきたも否定できない。

医療機関も利益あげないと食っていけないからである。

はっきりいえば、従業員をたべさせていかないといけなかったからである。

私の外来も不要不急でないかたはこられなくなった。

本当に外来受診が必要なかたは、高齢者でもマスコミ報道とは違い緊急事態宣言中でもこられた。

これがマスコミ報道と私の外来とは違うところである。

年間6千人弱くらいのべ外来患者を私はみているが、外来受診が必要なかたはほとんどこられたとおもう。

 

感染症を受け入れてない感染症指定病院でないことにも勤務先病院は要因あるのか、受診必要なかたは外来こられ、血液検査など通常とかわらずやってきた。

逆にまだ高齢者とはいえない60代くらいで元気なかたのほうが不安で外来にこられなかった。

日本のコロナ問題の特色は、海外より感染症の数は少ないのに不安ばかり広がった。

この不安により必要以上に国民がヒステリックになり自粛警察まででた。

不安で経済が悪化してきた。

私の患者様には、必要ない不安もつかたは少なかった。

皆様冷静に対応なさい、私のほうが地域の皆様の見識に感嘆したくらいである。

電話診療でおうけしたかたは非常に数少なかった。

しかし、私の外来も2割弱へった。

新規のかたと、きのせいの病で受診のかたがへったからである。

これは仕方ないし、適切な外来受診になったのかもしれない。

外来受診が本当に必要なかたは、皆様冷静に対応なさい、こられたとおもう。

こんなこと書くと医療関係者からおこられそうだが。不必要な受診はひかえられて医療費が抑制される面もあるのではないか?

コロナ感染症の患者をうけいれている医療機関は、うけいれていない医療機関とくらべると数からしたら、少ない。

うけいれている病院には手厚い補助が必要なことはいうまでもない。

うけいれていない病院は、今後地域住民に必要な医療サービスを提供するように努力することはいうまでもない。

削れるところは削るべきである。

不必要な人件費や不必要な経費である。

医療機関だけでなく、実利益をあげていないかたが職を失うかたがふえている世の中である。

感染症をうけいれていない医療機関の外来に患者がこない医療機関は、コロナだけのせいだろうか?

またこんなことかくから、おじさまたちにたたかれるだろうが。

そもそもコロナ前から、患者に、人気ない医療機関だったのではないか?

コロナのせいだけなのだろうか?

自分たちが患者からノーとつきつけられているのに、きずいていなかっただけではないか?

コロナ感染が怖くて手術しなかったから利益率がおちたも一因だろう。

だから6月が正念場である。

緊急事態宣言あけの6月も経営が悪化していたらそもそもその医療機関の問題もベースにあるかもしれない。

6月の保険収入は2ヶ月後つまり8月にはいるから夏以後経営危機がくる。

 

いままでは、まだ緊急事態宣言前の収入で医療機関は運営されている。

これからが問題である。

 

繰り返すが、感染症うけいれている病院には手厚い補助金はだしてほしい。

コロナ前とコロナ後は、医療機関構造改革しないと生き延びれない。

そのためには、オンライン診療の保険点数を国があげないといけない。

オンライン診療がすすまない理由を政府は、総理は、理解しているのだろうか?

いまは利益率が低いからなかなかオンライン診療はすすまないのである。

やれば赤字につながるからである。

だが、将来は、オンラインで受診が完結するようにいずれなるだろう。

医療講演なども、オンライン化しないといけない。

しかし、私の年代が70才になるあと10年後までは、対面診療しないと高齢者はスマホが使えない。

 

我々の年代は外来にくるかたがたから話をきくと、生きるために慣れない、テレワークを若者に混じりやっている。

だから我々の年代はデジタル化できる。

だから、あと10年かかる。

オンラインできませんなどいっている同年代のかたは、やらないといけません!です。

私の親戚は、70代でもラインつかい、誰々がなくなったもラインで通知がきて、香典もネット銀行から振り込む。

 

進んだ一族かもしれないが、70代のお兄さんもライン扱っている。

時代にあわせていきる、やる気があるかないかである。

話はそれたが医療機関も改革のために、いままでのやり方をやるのではなく、血を流して構造改革しないといけない時期にきたとおもう。

申し訳ないが、暇なかたも医療機関の仕事場にはいる。

 

会議なども密になりやる必要ないのもあろうし、改革すべきことはたくさんある。

あと、患者を増やすには医師の努力が必要なのはいうまでもない。

いままで地域への患者確保のための営業を事務に役割分担していたつけが、医療機関には、コロナ後はでてきた。

医師のなかには、おごり上から目線で威張る医師もいたりして、自分の力では、患者が増やせない医師が勤務医にいる。

開業医などでは生きていけないタイプのかたがたがまだまだ病院勤務にはおられる。

だから、事務が営業にいき患者をふやして在宅診療や外来、健診、入院などへ誘導したりしていた医療機関もある。

日本中、どこでもやっている当たり前のことであった。

私の専門の在宅業界では、

在宅専門クリニックには、専門の営業部隊があるクリニックまである。

在宅専門クリニックは、実は院長など名目だけで、不動産業や飲食業界のかたが資本だして実質経営なさっているところがたくさんある。

機材いらないし、初期投資はかからない。

在宅クリニックの院長をやる医師だけやとえばよいので異業種がたくさん介入している。

なかには高齢者を食い物にしている在宅専門クリニックもかなりあったがコロナ後はどうなるだろうか?

また、事務が病により入院担当医を選択したりする医療機関も日本中にはたくさんある。

私は、この営業とかの行為は、好きではないし、本来の医療とは違うと考える。

やはり患者様が自分の意思で外来にこられ、必要あれば医師が入院や手術へ繋ぐのがベターだと考える。

医師のなかには、営業の事務に患者頂戴というかたもいるくらいである。自分の売上あげるために医師も涙ぐましい。

からしたらご自分でやりなさいだし。

一時的には患者きて利益あがるかもしれないが、患者から医師の能力をみすかされ、長くは続かない。

これがコロナ後には、経営難をまねいた一因にもなっている。

患者は、病を治しにきているのであって、なんだか不安な医師にはよりつかない。

コロナ後ますます経済的困難なかたがおおいので、肩こりとかでは、やはり受診は、しなくなってきている。

おばさん医師だから能力なくても、話すために患者くるのだろうと患者がこない男性たちにさんざん長年言われたことあるが、そうではない。

時間とお金を費やしわざわざ病院にくるのに、信用できない医師に長年かかるだろうか?

すべてコロナのせいにしてはいけないと考える。

コロナ後は、みかけだおしの偽医師は通用しなくなった。

コロナ後はこの構造が少なくとも外来では壊れつつある。

患者さまは、ご自分の意思で、信頼できる医師には、緊急事態宣言でも受診抑制なさらず外来にこられる。

営業が三密だからできなくなったからである。

オンラインがすすめば、医師は直接患者とつながる。直接が一番良い。

今までの常識が通用しなくなり社会構造が超高速でかわったが、医療界はついていけるのだろうか?

あくまでも感染症であふれていない医療機関の話だが。

繰り返すが、感染症をみている医療機関には感謝しかない。