riumatiのブログ

高齢者医療専門医の女医がリウマチになり体不自由になり犬と生活しています、医療、生活など病にかんすることから医療界についてなど発信しています

あなたは、寝たきり老人になりたいですか⁉️長期入院と沢山の服薬が高齢者にもたらす罪‼️

85才以上のかたは14日以上入院したらまず歩けなくなる。

よく心配だから入院させてくださいとご家族がつれてこられる。

超高齢者の場合、入院したら歩くのが困難になる。

 

高齢者がベルトコンベアにのせられての過去の記事でもかいたが、入院を14日以上したら二度と家にかえれない。

家族の介護負担がふえる。

歩けなくなるし、認知が悪化するからである。

家族が介護困難になると、施設や療養病院に入院などになる。

超高齢者の入院がだんだん今後保険点数がさげられ、医療利益がへらされる。

医療機関にとり超高齢者の入院は利益率がわるくなる。

絶対に入院が必要な症例もあるだろう。

これだけ医療費が膨大してくるとたんなる家族都合での入院は困難になる。

家族がどこかへでかけるからあずかってほしいなどは、厚労省の話からもなくなると考える。

なら、どこに高齢者を家族が介護できないときに預けたらよいか?

いま老人施設がショートスティといいあずかってくれている。

また、ディサービスといい、昼間あずかり、リハビリ、入浴などしてくれる施設もある。送迎つきである。

幼児の保育園のシステムににている。

ショートなどでは、入院とちがい1日の行事とかあるので寝たきりにはなりにくい。

入院させたら安心は高齢者の場合神話である。

寝たきりになる可能性がきわめて高い。

医療費も税金からでている。

若い世代へこの税はのしかかる。

2019年初頭の厚労省の医療のトップの話よりも無駄な入院はなるべくさける方向にいくとおもう。

高齢者にたくさんの薬を処方して、長く入院させることは、今後あらゆる方向からなくなるとおもう。

高齢者に薬より大事なことは、

自分の足であるくこと。

なるべく入院せず薬も最小限に減らすこと

とおはなししている。

92さいのかたがものわすれするからとあちこち病院めぐりしているかたがいた。
薬をあちこちからだされ薬の副作用で血圧低下され意識が混濁されて外来にこられた。
薬はすべて副作用あるのですからたくさんのまないようにしましょう。
92才まで元気にこられたのに急に薬をいっぱい服薬したらかえって体にわるいですよとおはなしし、ほとんどの薬をやめた。
するとお元気になられた。

ある知り合いの整形外科医のはなしだが、内科でたくさんの薬をもらっている高齢者は、口がしぼみ歩行困難が多いという。

私の実感では、薬をたくさんのんでいる高齢者は、認知もすすみ歩行もおぼつかないかたが多い。

いまは医療制度の過渡期なので、ベルトコンベアにのせられた寝たきりの高齢者が入院したりしてくる。

2040年になるとそんな寝たきりの入院患者はいなくなる。

医師制度の変革

医師も新専門医制度の医師が現場にでてくる。

厚労省は古い専門医が自然淘汰されるのを2040年としている。

 

我々世代の医師は、死ぬかおいるしかない。

しかし、いまの30才から40才くらいの医師はあと20年後に新専門医精度の医師と同じ土俵にたつ。

新専門医資格がないと不利になり生き延びるのが困難になるかもしれたい。

あと21年後も現役医師のかたは、進路をよく考えて歩んでほしい。

まとめ

私は30代から40代の医師が将来こまらないように新専門医をとれるように尽力をつくしている、

かれらが、寝たきりの高齢者をつくらないように、多くの薬を高齢者に処方しないように願う。

一般のかたは、高齢の親が入院必要かどうかよく考えること、無駄な入院で高齢者は二度とあるけなくなる。

ショートとかデイサービスの利用をケアマネージャーに相談しよう。

刺激が施設ではあり、内向的なかたはあわないかたもいるが、独りで家にいるより楽しいといわれるかたが多い。

ご家族では、介護困難の親御さんを長期入院させといたほうが楽だからさせるかたがいるが、ご家族の都合で長期入院はできない。

医療費は税金なので、若い世代への負担はます。

高齢者のためにも、長期入院は歩けなくなり二度と自宅にかえれなくなり、認知もすすむのでよくない。