riumatiのブログ

高齢者医療専門医の女医がリウマチになり体不自由になり犬と生活しています、医療、生活など病にかんすることから医療界についてなど発信しています

上級国民高齢者がしばられる時‼️しばられはずして!と拝む高齢者の生き地獄‼️

 よく考えてみてください。

どんな偉い人でも、どんな金持ちでも高齢者で入院したら100パーセント動かないようにしばられる。

点滴などがひきぬかないように手袋をはめられる。ミトンという。

認知症がすこしでもあると、看護上、身体拘束をうける。

私の患者で入院したら、少し興奮したとかで身体拘束され、強制的に退院したかたがいる。

二度と入院しないということである。

外来にこられたら普通の70代のかたである。

認知症はひどくないが年齢相応の物忘れある程度である。

法律をおかしたわけでもないのに、精神科でもないのに高齢者をベッドに縛りつける。

医療安全から考えて、点滴をひきぬいたり、転んだりしたら危ないからということである。

ナースや看護助手がめをはなしたすきが危険だからということである。

特別室だろうが身体拘束される。だからお金持ちなら特別だろうはない。

高齢者が入院して拘束されはずしてくれと医療従事者に拝む姿は胸がはりさけそうである。

私は高齢者になったら入院は絶対にしたくない。

人としての尊厳をふみにじられてまで、点滴などされたくない。

このような入院をした高齢者はますます認知症がひどくなる。

入院したことで寝たきりになる。排泄もオムツになる。

オムツではなく、尿道に管をいれられるかもしれない。人の体に管をいれたり異物をいれたら感染症になりやすい。寝たきりになると誤嚥しやすくなる。

高齢者の最後は誤嚥性肺炎と尿路感染症になる。結局口から食べ物をとれなくなる。

胃ろうか中心静脈にしますか?と家族はいわれることになる。

点滴により水分を大量にいれると心不全になりやすい。加齢だから心不全になったのではなく点滴のいれすぎがかなりある。

ご本人は、溢水つまり溺れたような感じになるが、もうここまできたら意思表示がきびしいので、苦しいから、やめてくれといえない。生き地獄になる。

点滴により痰もふえ、いくら胃ろうにしようが中心静脈になろうが誤嚥がおこり誤嚥性肺炎になる。

二度とあるけなくなるかたもいる。

高齢者でなくても入院したらダメージはうける。早く退院したくないだろうか?

親が介護するのが大変だからと病院にレスパイト入院させるかたがいる。

レスパイトとは家族が休養することをさす。

レスパイト入院は、患者本人の気持ちは無視している。

レスパイトは、いわゆる施設とかでしたらまだ行事もあり本人も楽しめることがある。

しかし、病院では縛りつけられたままで、三食はつくが。

日本の政財界のトップはだいたい75才以上の男性である。

自分たちは入院しても大丈夫とたかをくくっていないだろうか?

認知症なくとも、ベッドで点滴したらしばられる。そうして認知症になる。

金や権力あっても同じである。

なら日本の権力者のかたがたは、この高齢者の身体拘束をやめるような仕組みをつくらないといけない。

認知症のかたでも自我はきちんとおもちである。

車椅子にすわらされ縛られ、ナースステーションにいる自分を認識できる瞬間はある。

法律おかしたわけでないのに、縛られている自分をどうおもうだろうか?

デンマークでとりいれられている高齢者三原則が以下のとうりでこれと反対がいまの日本である。

日本中のあちこちでまだ、やられている高齢者医療は、立派な高齢者虐待になる。

社会の上層部にいるかたがたは、以下のデンマークの高齢者医療の原則を読んで考えていただきたい。

1、これまで暮らしてきた生活と断絶せず継続性をもってくらす

2、高齢者の自己決定を尊重しまわりはこれを支える

3、今ある能力に着目して自立を支援する

抑制することもあるがデンマークではよく話し合ってから緩やかにやることはあるらしい。

家庭医のステータスもたかく女性医師だからとは差別されない、

家庭医にみな登録してかかりつけになる。人気のある家庭医とそうでない家庭医がでてくる。

もちろん同じ家庭医でも格差はでる。

人気のある家庭医は社会的地位もたかくなり待遇もよい。

ところが、日本の病院では、外来担当の医師は地位はひくい。女性となるとますます地位はひくい。

いくら地域に愛され多くの患者がかかりつけとしてきてくれてもである。

私はここ数年外来患者は院内で一番おおいが女性だし医療界では、無名なので会社での地位はかなり低い。

私の外来患者は私のブースだけいつも混んでるといわれお待たせして、申し訳ない。

家庭医自体も地位は低い。

入院をこなす男性医師がやはり儲けるので地位はたかい。

 

入院の儲けにつながっているのが高齢者の入院で身体拘束である。

 

上級国民のかたがたは、自分がその場にならないと法律改正などまずなさらない。

 

高齢者の事故より運転免許の高齢者のありかたがかわろうとしている。

 

かかりつけ医をもちましょうと一応政府はいっているが、家庭医の地位が低いので、総合診療医になろうとする若い医師がすくない。

 

女性医師など信用できないと上級国民のおじいさまたちは考えるから、女性医師の地位の向上はむずかしい。

私などそういうかたからはまだお嬢ちゃん扱いで、お医者さんおとなしく、お嬢ちゃんの生活費稼ぎでやればである。

生活費だけかせぐだけなら女性差別のある勤務医などしていない。

 

生活費だけなら単発のバイトとかで十分だし、儲けたいなら地域にクリニックをひらけばよい。

クリニックを地域のかたがたのために開くのも考えたが病院でないとできないことがある。

地域医療のために、地域の高齢者のためにはクリニックでもできる。
若い家庭医の専門医の育成、後進の女性医師の地位向上のためには病院勤務医でないとできない。

私が女性内科医が定年退職することがどんなにたたかれても定年まで続けたことが、後進の育成になるからである。

上級国民のおじいさまたちには、お嬢ちゃんが社会のために働いているなどわからないようである。

 

お嬢ちゃん、騒がないでおとなしくしていてねである。

私のみかけがそんな真面目なことを考えている容姿にみえないからである。

女性をみかけで判断するのが男性である。ある男性医師にはじめてあったときにはじめましてではなく、君は誰と飲みにいくの?といわれたこともある。

無名な女性医師にたいしてセクハラ発言しても問題にならない世界である。

セクハラ発言した男性が地位があるとなおさら問題にしないのが医療界である。

 

 

医師の世界には男女共同参画事業の考えなどまずない。

子育て終了した女性医師が上層部にいけるなど奇跡にちかい世界である。

この事業なさっているかたがたは、私の社会的地位が低すぎるといわれるが、私が死ぬころには女性差別などできない世の中になるだろう。

 

しかし、地域のかたがたは、やはり自分はきちんとしたかかりつけ医にかかりたいので、私の外来にこられる。

春夏秋冬とうして、同じ患者数である。

インフルエンザで冬だけはやるなどはない。

まとめ

なら上級国民のおじいさまが入院して男性医師に身体拘束されたらどうだろうか?

女性医師のにこやかな笑いと態度こそ高齢者になり体がうごかなくなると癒されませんか?

我が身にふりかかればわかるかもしれない。

地域の普通のかたがたのほうが上級国民といわれるかたよりかかりつけの女性医師にたいする差別はない。

たとえ、過去首相でも事務次官でも認知症あり入院したらいまの医療制度では身体拘束はうける。

上級国民高齢者のかたはよく考えて医療制度をみなおしていただきたい。