先進諸国に蔓延する高齢者の栄養失調⁉
75歳以上のかたで高コレステロールは治療必要か?
私は必要ないと考える
90歳以上で肥満のかたはほとんどみたことない。
ときにふくよかなおばあちゃんをみることあるがそんなにすごい肥満のかたはいない。
高齢者の低栄養が先進国では問題となっている。
低栄養の原因と兆候
うつ状態がある。
体重が1か月に1kgまたは6か月で2.5kgくらい減る。
血中総コレステロール160mg/dl未満。
血中アルブミン(タンパク質)4g/dl未満。
身体的あるいは認知的な障害による摂食障害。
経済的理由、買い物不自由(徒歩圏内にスーパーマーケットがなく、車の運転もできないなど)。
注:Morley JE:J Am Geriatr Soc. 39(11), 1139, 1991. 引用改変
出典:柴田 博:肉を食べる人は長生きする.PHP研究所.2013.
低栄養の原因と兆候を抜粋した。
低アルブミンになり、感染症などひきおこす高齢者が多い。
低アルブミンによりむくみもひきおこす。
これは加齢により食事量がへり食がほそくなってきていることと関係ある。
加齢により体重はへってくる。
健診で30歳と80歳の正常値が同じはおかしい
高齢者は高齢者の正常値があるのだが健診により、すべて同じ基準になっているので30歳と80歳が同じ基準で判定される。
超高齢者になると臓器は加齢により機能は低下する
最近は人工透析中止の報道でこわくなりましたと85歳以上のかたがよく外来にこられる。
やや加齢により腎機能が低下しているかたたちである。
加齢によるものとすべてかたずけたくないが加齢により正常値はかわってくる。
低アルブミン、低たんぱくの高齢者
今現場で問題となっているのは、低アルブミン、低たんぱくである。
肉をたべている老人は元気とよくいわれるが、肉は高たんぱくなので低栄養の予防になる。
75歳以上になったら、低栄養に一番注意すべきである。
75歳以上は高コレステロールより低アルブミンに注意
高コレステロールに薬はこの年代は必要ないと考えるがどうしても飲んでいないと不安だというかたには処方している。
一億総ダイエットになり、80歳のかたまで太ってきてとお話しになる。
加齢による自然ダイエット
加齢によりダイエットは自然におこるのであるから、この年代になるとダイエットより肉をたべることにきをつけたほうがよい。
あとは、日光浴びて、歩くことが骨粗しょう症の予防につながる。
家に閉じこもり、テレビばかりみているのはよくない。
老人性うつで病院通いが忙しい高齢者
老人性うつのかたは、かなり外来でみかける。
あちこち病を自分でつくってくるのが特徴である。
毎日病院通いで非常にいそがしい。
薬をやまのようにあちこちの病院よりあつめてくる。
薬はすべて副作用あるので副作用でたらまたそれを改善する薬を服薬する。
これがエンドレスになる。
しまいには、簡単にいうと、薬により体が毒でいっぱいになる。
結論
なにも薬のまないで、肉たべて笑っていたほうが人生は幸福である。
脳内セロトニンホルモンがでてきて幸せになれる。
高齢になればなるほど、肉たべ日光あび、歩こう