転んだら終わり‼️~超高齢者の骨折と骨粗鬆症予防について
高齢者の骨折の原因は、骨粗鬆症である。
一般的な骨粗鬆症の予防
転ばないように注意する
カルシウムを十分にとる
ビタミンD、ビタミンK、リン、マグネシウムをとる
適量のタンパク質をとる
禁煙し、アルコールは控えめにする
運動、日光浴をする
高齢者に起こりやすい骨折部位
脊椎、上腕骨近位部、
橈骨(とうこつ)末端部、
大腿骨近位部
大腿骨頚部骨折が一番多い
大腿骨頚部骨折について
歩行に最も関連し寝たきりになりやすい。
場合によっては死に至ることもまれではない
男性よりも女性で発生率が高く、80歳代で発生率がピーク
大腿骨頚部骨折の原因→80%以上が転倒。
介護による骨折を介護骨折という
介護動作にて生じる骨折をいう
種類
おむつ骨折が一番多い→おむつ交換時に大腿部頸部骨折を生じやすい
おむつ交換以外の介護動作でも骨折をきたすことがある。
外傷なく疼痛・腫脹・皮下出血・変形などで気づかれる骨折を介護骨折という。
海外では、spontaneous insufficient fractures of long bonesなどと定義
これをすべて介護側の責任とは追及できない
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超高齢者の骨折は骨粗鬆症により骨がもろくなっているのでやむ負えない場合が多い
骨折により寝たきりになることがほとんどである
骨粗鬆症の薬
骨粗鬆症の薬ください、と90歳の女性がこられることがある。
骨粗鬆症の薬は副作用あり高価である。
この高い薬のため老健などでは、入所ことわられる。
薬代金をこのような施設では負担しないといけないからである。
超高齢者になると、漫然と多くの薬を骨粗鬆症以外でものんでいること多い
多少骨密度は薬によってあがることはあるが、劇的な効果は見込めない。
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骨粗鬆症の薬の説明については、整形外科学会とかが記載しているので省く。
一番大事なのは転倒しないようにこころがけることである。
骨折したら二度と家にかえれなくなる
転倒して骨折すると、超高齢者のばあい二度とあるけないことが多い
大腿部頸部骨折により寝たきりになり、すべての筋力などよわり、飲み込みもわるくなってきたりする。
誤嚥性肺炎、尿路感染症などきたし、日本人が大好きな抗生剤、点滴治療がエンドレスにはじまる。
そうすると死にいたる。
関連した過去の記事をのせたのでおよみください
不幸に転倒、骨折したら⁉️
骨折したら、手術したら早期に離床してリハビリが一番よい。
しかし、マンパワー不足していたり、リハビリ専門医がいなかったりとなかなか早期離床までつながらない。
入院すると生活環境の変化よりいままで一人でもくらせていたのに認知症発症してしまうこと多い、
そうすると、点滴などはずことになるので身体拘束をしてしまう。
海外の人向けに身体拘束についても過去に記事をかいたのでお読みください。
結論
今の医療体制で一般のかたができることは、まず若いころより、特に閉経になったら、骨粗鬆症の予防につとめること。
超高齢者になったら転んだら骨折、ネタキリになるので転ばないように注意。
もし不幸にも骨折したら、かならずリハビリをきちんとリハビリ専門医にうけること。
リハビリをやる専門職とリハビリ専門医がいるかどうか確認する。
リハビリ専門医は一般的でないので整形外科医がリハビリ指示だしているのが一般的である。
リハビリ専門医とはまだ一般的でないのでご参考に
リハビリ専門医とは、日本リハビリテーション学会より一部抜粋する。
リハビリテーション科専門医とは
病気や外傷の結果生じる障害を医学的に診断治療し、機能回復と社会復帰を総合的に提供することを専門とする医師です。
専門医の資格は、リハビリテーション科が関与するすべての領域について、定められた卒後研修カリキュラムにより3年以上の研修を修め、資格試験に合格して認定される
リハビリ専門医はなかなかまだいないので、術後のリハビリが後々のネタキリになるかならないか決めるので、よく手術した医師と話し合いが必要