超高齢者が転倒骨折したら、二度と家に戻れませんよ。
高齢者の身体の特徴
①人で多くの疾患を持っている。
②症状が定型的でない、例えば虫垂炎は、高齢者では、診断つけにくくこれといった症状もないこともある。なんとなくおなかがいたいから検査したら虫垂炎だったはよくある話である。
③水、電解質の代謝障害おこしやすい。よくおこしやすいのが水分を点滴でいれすぎて電解質がくるう。くるったら、またそれをなおすために、電解質を加える。
ついには、超高齢者の体は、水びたしになる。
④免疫がおちているので感染しやすい。
転倒→骨折→入院→寝たきりになり二度と家に帰れず施設
転倒して骨折したら入院手術、入院したら医師はすぐ点滴をオーダーする。術後は、抗生剤点滴、電解質などを点滴する。検査したらあちこちわるいのがみつかったから治療入院しましょう。これだけで入院が2週間はこえる。
そうすると筋力おちて動けなくなる。認知症でなかったかたが長い入院ゆえに認知症をストレスが引き金で発症する。
点滴をひきぬいたり、歩くと危ないからと身体拘束をされる。胴体をしばったり手袋をされる。
そうして寝たきりになり家にはかえれなくなる。
これは、最悪の場合で、すべてではない。
私の在宅患者で95歳の女性がご家族と旅行いき転倒された。そこで大腿骨頸部骨折された。絶対に手術しないといわれた。骨折したところが痛くではれていてもである。
だれが説得しても手術しないと言い張った。しばらくして苦しそうだと、救急車を介護しているヘルパーさんがみかねてよんだ。数時間後にすーとおなくなりになった。
ご家族はこれでよかったといわれた、95歳で手術うけ入院し身体拘束されるよりよかったといわれた。お婿さんが東大の薬理の教授とかでたまたま介護、福祉におくわしいかただった。
骨折しても手術しないのは極端な話であるがこのような選択したかたもいたという例である。
入院をながびかせないようにご家族からも病院に意思表示しないといけない。
検査すればするほど、悪いとこは高齢者はみつかる。
私は高齢者に表現わるいが、古い車は、新車ではないからしらべればしれべるほどわるいところはでてきます。でも古い車も大事にしていてメンテスしていたら乗れるでしょうとお話しする。
メンテナンスとは、かかりつけ医をもつことである。
90歳すぎていろいろ人工的にてをくわえたら 体は弱まる。
脳ドッグなどはじめたのでいままで放置していた疾患も侵襲的に手術してかえって寿命ちぢめたという報告もある。
癌治療拒否する80歳以上の高齢者
(拒否しなさいといってはいない、あくまで例です)
癌もすすまない癌もあり、わざわざ手術を高齢者にしなくてよいのではないかとおもえるものもある。しかし。お医者様が手術しようといわれたからと手術しないといけないとおもいこみ手術する。
私が癌をみつけ専門医紹介したかたが3人以上、80歳以上のかただが癌の治療うけたくないと、私の外来にもどられてきている。
今の医療では、だめであろう。また他の先生におこられるがあくまでご本人の意思である。
肺がんと前立腺がんのかたである。全員80歳以上である。痛みもないし、外来に毎月一回こられお元気である。
肺がんのかたはときどき痛みもあるので鎮痛剤だしているが本当にこのかたは女性だが元気でスタッフもびっくりしている。
80歳以上のかたに侵襲ある医療行為したほうがよいのか、わるいのかはわからない。
どんな手術でも侵襲はある。
もともと高齢者は免疫機能低下しているので、肺炎、尿路感染は侵襲がくわわるとおきる。
またこんな記事かいてると病院の利益の邪魔してといわれてまたあいつかといわれるだろう。後半の記事でどうしたら病院利益あげられるか記載したから、病院関係のかたおこらないでください。
寝たきりの老人をつくらないことは、将来の日本の医療のためになり、利益うむのではないだろうか?
個人の人生の質を上げると病院の利益につながる
寝たきりにしないで、個人の人生の質をあげるのが大事である。
病院側も寝たきり入院をつくらなかったら、一時的に入院患者は減り減収になる。
しかし、長い目でみると寝たきりをつくらない病院として評判をあげる。そのことで新規患者は増える。
あるとても地域医療にたけた内科のとてもえらい先生とお話したことある。
目の前の利益だけ病院側もおい寝たきりのかたばかり入院させ身体拘束ばかりしていると、街の評判がおちる。
病院経営は目の前の利益ばかりおっているといつのまにか地域から信頼なくす。
結論
いまは、情報社会である。ネットで情報は拡散している。
私のブログもアメリカのかたも読んでくださっている。
アメリカで日本の名もない医師のブログを読んでくださるなど、夢のようである。情報のネット拡散はどんな営業よりすごい。
情報難民にならないようにアンテナをはっておこう。
情報はあちこちよりあつめて、必要なものだけとりいれ、不必要な情報はすてる。
どこのどんな医師なら自分の悩みを解決してくれるか調べてから、受診しよう。かかりつけ医はサッカーのゴールキーパーである。まず相談をかかりつけ医にしよう。
なんでもみれますなどという医師ほど嘘っぽい。なんでも深くなどみれる医師などいない。
我々総合診療医はひろく浅く病をみて、深く治療したほうがよいと思ったら、自分のネットワークつかい紹介する。
医師同士顔をしっていたほうが紹介しやすい。私的では同業者とあわないが仕事中は医師のネットワークはひろげるようにしている
私が何度も読んでいる、欧米に寝たきり老人はいない、自分で決める人生最後の医療を、ぜひとも65歳以上のかたはよんでほしい。