リウマチに感謝、私の患者様たちに感謝、医師免許あっても医師になれないのご存知でしたか？

私がなぜ病院の勤務医をこの年で続けているか？

お金だけの理由ではない。私はおひとり様だし物欲が今はない。ケーキもスーパーのショートケーキで十分である。私の私生活をよくしっているかたは、今までいだいていた医師のイメージとは違うといわれる。はやい話、芸能ネタがすきな普通の犬好きおばさんである。嵐が活動停止に大変だとおもうおばさんである。

勤務医つづけている理由は、私の外来にこられる患者様がいるからである。きれいごと言うなと男性医師のかたでいうかたがいた。しかし、本音である。

開業したらともいわれるが、病院の外来だと検査がすぐできて患者様にその日に結果をお話しすることができる。

病院経営からいうと外来など利益にならない。日本は保険点数でなりたっているので入院、手術の保険点数高く利益がでる。在宅もやや利益になっていたが病のためいけない。病院経営からみたら、もはや私は、一線より脱落した医師なのである。

外来の患者様たちは口々に私にお大事にという。定年まで外来続けてほしいという。これはお金では買えないものである。人と人とのつながりが人生には、大事だと思う。

本当にありがたく感謝している。患者様たちが外来にきてくださるので私はまだ病院の勤務医を続けている。私は多くの方にささえられ生きている。

このブログも私の患者様たちが読んでくださっている。感謝しかない。

私は物欲が年をとりなくなった。外車も宝石もブランドも興味ない。おししいものは食べたいなとは思うが。だから生活は派手とはいえない。

医師の生活は派手だろうと多くのかたが思われる。私はほとんど私生活で医師とはつきあわない。だから私以外の医師のかたの実態はよくわからない。

医師に金持ちが実はいないとおもう。なぜかは、代々我が家は開業医だったからよくわかる。ストレスがかなりあるため、つかってしまうのである。おのずから生活レベルがあがってしまう。かの有名なタイタニックの一等客船には医師はのせてもらえなかった。医師とは、昔からそんなに地位が高くない。

医師になるのはそう難しいことではない。医師の国家試験は8割から9割の受験生は合格する。他の国家試験と比べて、むずかしいとはいえない。

何が医師になるために大変かは、国家試験うけるまでが時間がかかりすぎる。あとやはりその間の経済的問題がある。私立は授業料がばか高い。国立大学でもやはりお金はかかかる。卒業してから、一人前になるために前期研修医が義務づけられている。医師免許もっていても前期研修医が終了していなかったら医師の仕事できない。医師免許あるが医師ができないということもある。このことがあまり知られていない。

前期研修医は大変であるから脱落者がでる。体力がないとまずだめである。精神的にもタフでないといけない。前期研修医は二年間である。私の世代は前期研修医も義務づけられていなかったから大学卒業して、法制度では、すぐ医師ができた。研修うけてないのに人間の体みるのは、危険なことであるから大学で研修医やれと父にいわれしぶしぶやった。今となると父に感謝である。大学ではあくまで学問しかならわないので研修医時代はベテランナースに点滴もできずにもたつき怒られた。いまもナースによく怒られているが( ´艸｀)

その昔は、インターンという制度が昭和にはあり、医師の卵は、鍛えられたときいている。

今後は、前期研修医終了後、そのうえ後期研修医も終了して専門医資格ないと医師ができなくなるだろう。あれやこれやと、一人前になるのに10年以上はかかる。

話がとんだが、私が一番大事なのは、私の患者とろんくんである。そのために今も外来続けている。このブログをご覧の私の患者様に心よりお礼をいいたい。私が患者様を治療しているのではなく、リウマチの闘病を支えてくださっているのは私の患者様たちである。リウマチに感謝である。

ほんとうにありがとうございます。

riumatiのブログ

高齢者医療専門医の女医がリウマチになり体不自由になり犬と生活しています、医療、生活など病にかんすることから医療界についてなど発信しています

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