riumatiのブログ

高齢者医療専門医の女医がリウマチになり体不自由になり犬と生活しています、医療、生活など病にかんすることから医療界についてなど発信しています

高齢者の恋ばなのお話。老後妻にみすてられる?不良老人とは、なに?

私の外来は、私と話をするためにだけくる高齢者も少なからずいる。

いわゆる、人生相談である。私のような若輩者に話はして、すっきりなさるならとおもいお話をきいている。

 

男性の高齢者からはほとんどきかない話で女性の高齢者からきく話がある。伴侶の愚痴というか、一緒の空気もすいたくない。でも自分独りの年金では食べれないから一緒にいると。

 

精神的苦痛から、さまざまな身体症状をひきおこしているかたもいる。

以前の記事にもかいたが、そのような女性の場合、他にボーイフレンドつくる。麻雀や、カラオケなど趣味にボートフレンドと楽しむかたもいる。

ボーイフレンドといっても高齢者だから、妻帯者もいる。恋愛感情とかでなく友情かもしれない。なにより楽しく、元気にお過ごしになるのが一番。

 

若い世代より、夫婦間が込み入ってきている関係もある。妻とは長く別居、内妻と長く同居はよくある話である。有料老人ホームに内妻と入居など昔はよくあった。

 

が最近は、この古典的なことがなくなってきた。女性のほうがお元気である。女性は、長くつれそった伴侶に愛想つかすと、離婚はしないで伴侶を施設へ入居させるかたもいる。熟年にさしかかった男性は、妻にみすてられないようにしよう。

 

高齢者の場合、離婚するとさまざまな問題あるので、離婚はしないことがおおい。

 

私は離婚しているので、長い結婚生活えて老後になられたかたをつべこべいう資格ない。

 

先日の記事でかかせていただいた100才でおなくなりになったかたは、なんと結婚生活70年だった。最後まで仲がよくつがいのようであった。

がみんなそういうわけにいかないのが人の常である。

 

いわゆる相談員という仕事が病院にはある。そこへ、病院業務とは異なるいろんな相談がもちこまれる。

 

病院には、介護福祉士がいてさまざまな医療に関する相談にあたる。しかしこの資格は、近年できた国家資格であるので、病院の相談員に50代以上はほとんどいない。

長い人生でいろんな経験なされたかたには、やはり同年代のかたが相談にのることも必要である。

 

高齢福祉の仕事を長くやり定年になったかたたちを再雇用して病院の相談員になっていただいたらどうだろうか?若い相談員にも勉強になるし、相談にこられた高齢者も話しやすいだろう。

 

年をとらないとわからないことがある。伴侶とうまくいかない、病があり経済的にいきずまるなど、様々な問題がある。病院の相談窓口の内容でないこともある。

 

誰に相談してよいのかわからないとよくいわれる。まずケアマネージャーとよばれるかたに相談だが、これは介護保険を申請するときにかかわる人である。

 

行政にいくと窓口がいっぱいあるからわからないともきく。今、保健所に、どこに病になったらかかってよいか、訪問診療はどこに頼めばよいかなどの病にかんするいわゆるよろず相談の窓口がある。この保健所の窓口の設立に近年かかわってきた。

国が予算だけはじめにくんだので、どう運営するかは各地域にまかされた。そのための会議に二年ほどかかわった。

 

国がみきり発車した結果、保健所の相談窓口の存在が地域にあまり浸透しないで、相談件数がすくない。地域の病院の医師でもこの窓口の事を知らないかたが多いのではないかとおもう。

 

各病院にこれににた部署で地域連携室というのがある。仕事内容がかぶると議論になった。

個人的には、公的機関が介入して、病院の利益など関係なく相談窓口があるのはよいことだとおもう。

 

ただお役所仕事なので、宣伝がうまくいかず、知らないかたが多い。このままだと税金の無駄使いになりかねない。

 

 

ところで、高齢者の生活は多様化している。老人だから、は通用しない。若いときよりは、体力ないが、感情は変わらない。恋もするし、仕事もバリバリやれるかたもいるし、はたまた逆に万引きなどの犯罪にてをそめるかたもいる。

 

いわゆる不良老人といわれるかたもいるのである。社会問題になりつつある暴走老人である。

その一方、社会貢献をなさっているかたもいる。

 

高齢者のかたがふえたからいろんなかたがふえたのである。頭ごなしに一列に高齢者ですからこうしましょうとはいえない時代である。

 

私は、高齢者とひとくくりに世間もせず、恋に趣味に、仕事と、若いときより体力おちてもいきいき暮らせればとおもう。

 

私の患者様の 86才の男性が最近こられて次のような実によい話をしていかれた。

若いやつらと近所の旦那さんをなくして独りになった女性高齢者、いわゆる未亡人のかたたちの便利屋をしているから、忙しいと。

 

この若いやつらとは、よくきくと70代の方々のである。女性が独りくらしになると男手がなくて困るときがあり忙しいと。

 

これがボランティアではなく、いわゆる便利屋としていくばくか報酬をえているところが、よいことだと思う。報酬あればやるほうも頼むほうも、気遣いがへる。

 

超高齢者社会ならではの前向きな仕事だとおもう。発想を柔軟にしたら、このような社会貢献しながら報酬えることができる。高齢者だけで仕事しているのもよいことだとおもう。

 

 <iframe src="https://blog.hatena.ne.jp/riumati/riumati.hatenablog.com/subscribe/iframe" allowtransparency="true" frameborder="0" scrolling="no" width="150" height="28"></iframe>

 

 

 

 

 

 <a href="https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=356ZYF+2JORXU+4588+614CX" target="_blank" rel="nofollow">
<img border="0" width="300" height="250" alt="" src="https://www26.a8.net/svt/bgt?aid=190123143154&wid=001&eno=01&mid=s00000019340001013000&mc=1"></a>
<img border="0" width="1" height="1" src="https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=356ZYF+2JORXU+4588+614CX" alt="">