一億総貧困化、一億総中流は幻想、の時代に負けないで生きる方法‼️
一億総貧困化
絶対的貧困とは衣食住に困る貧困で日本では少ない。
相対的貧困とは、平均して中間層の暮らしがおくれないことをいうとものの本にはかいてあるがわかりにくい。わかりやすくいうと、子供を塾にいかせられない。大学にやれない。医療も満足にうけられないなどである。文化的生活ができない、きちんとした教育、医療、介護がうけられないとかである。
きづいていないかたもいるとおもうがこの相対的貧困が日本では多い。周りと同じだから中流と思っていると危険である。大学を奨学金でいき、社会人になりその返済にこまり生活に困窮することもふえてきている。
若い世代でけだなく、高齢者にも相対的貧困が増えてきている。
2025年には後期高齢者ふえ相対的貧困はふえると予想されている。満足な医療、介護がうけられない高齢者は確実に増える
国はなにをしようなどと積極的政策はうちだしていない。地域包括ケアという一般国民がよくわからないシステムを導入して地域ですべて完結させようとはした。医師でもこのシステムわかっていないかたのほうが多い。
私は、高齢者医療専門医なので高齢者医療の学会によくいく。そこで厚労省のかたがたは、確かに数年前までは地域包括ケアをおしすすめようとはなされていた。当時の日本看護協会会長など家にいて職についていない看護師は、訪問看護しなさいなど発言しておられた。
がここ1,2年どうも様子がおかしい。学会などにいっても以前ほど地域包括ケアの話をきかなくなった。
私が一番心配しているのが国民が気付かないうちに国が2025年問題について政策をすすめているのではないかということである。例えば、このたびの小売業者でのカード支払いなどである。私自身も現金ではなく電子マネーでしはらうことが多くなり現金をもちあるくことがなくなった。自分が故意にしたことでなくきずいたら現金をあまりもちあるいていなかった。
国民がフランスのように暴動おこさないように、国民がきづかないうちに政策をおししすめるのが日本である。なぜかは、官僚が優秀であるからでる。
政策をきめる官僚
官僚については国民生活をしらないとかいろいろご批判あるだろう。私は、いわゆる進学校の高校にかよっていたので官僚の卵を数多く、同級生にみてきた。
私立の医学部など受験するのは落ちこぼれなので次第にわれわれ落ちこぼれグループはかれら官僚の卵をあちらの世界のかたと呼んでいた。
私の友人で女医だがいまだにクラス会にいくと、あっちの世界のかたやっぱり、頭のよさが我々とはちがうわとため息つく。彼ら官僚は、高校から毎日勉強を家でも最低5時間はやる。入浴、食事以外すべて勉強時間である。夏休み教室にいったら、彼らがバケツに水はり足をひやして黙々勉強していたのにびっくりしたことある。
私みたいな凡人はできないことである。努力をかさね国家公務員になり、またそこでもまれ彼らは官僚になる。
官僚が考える政策は私のような凡人には予想つかない。それが怖いところである。何が一番怖いかは、この超高齢者社会の未来図は官僚たちはすでにえがいているが庶民にはわからないことである。知らないところできまり気付いたときには、方針、政策がきまっていたということになる。
きちんと国の人口問題研究所で人口の推移も国は統計にとっている。政治家ではなく、官僚はすべて未来予想図をえがいていると思う。
医療、介護の崩壊
高齢者ふえ相対的貧困ふえ、いまのままだと医療、介護は確実に崩壊する。しかし、病院経営は昔とまったくかわらない。保険診療で利益はきまるので中小の病院は、在宅や外来より手術、入院へ舵をきる昔のままである。
在宅復帰、地域包括ケアと数年前より国はいっているが医療界とくに病院は旧態前の方針である。国が保険診療ではまだ思い切った方向転換していないからである。
しかし地域の医師会の先生がたは、直接、地域のかたたちと接しているので在宅にいる高齢者のかたがたをなんとかしないといけないとのおもいより、在宅部会などがたちあがっている。病院勤務医はじかに地域住民とふれあう機会ないので、井の中の蛙、大海を知らずのかたが多い。
あるかたより私が在宅診療部を病院ではじめるときに、病院の医局の先生方に在宅医療とはを理解してもらうのが一番難しいといわれたがそのとうりであった。
医師の派遣会社
日本は諸外国にくらべ圧倒的に病院の数が多い。だから医師不足もおきる。それで医師の派遣会社は大儲けである。常勤医を紹介したら派遣会社は成功報酬として医師の年収の2割から3割くらい、それよりすくないこともあるが、紹介先よりうけとる。非常勤医も派遣会社よりくる。患者のほうは、だれが常勤医かもわからず、なになに先生いますかときてもその先生はその病院に一度しかこないこともおきる。
このことがいいわるいは別にして、患者にとってよいとは思えない。需要と供給からしたらいい方法なのかもしれない。派遣会社よりときどき転職のおさそいがメールとかくるが派遣会社のしくみを私がくわしいのでいやがられる。
医師は狭い社会でしかいきていないからいい意味世間知らずのかたが多い。派遣会社にあちこち紹介され、つまりころがされぼろぼろになる医師まででてくる時代である。なぜくわしいかは事情に詳しい変わった知人がいるからである。
総合診療専門医
ところで諸外国ではかかりつけ医の総合診療医が診察して必要なかたは専門医いる高度医療ができる施設に紹介する。
総合診療専門医は高齢者医療には絶対に必要である。だが若い人はどうしても最先端の医療ができる専門医をめざす。
総合診療とは全身状態を管理する。サッカーでいえばゲートキーパーである。かかりつけ医が総合診療医でそこから大病院に患者を紹介する、大病院で治療終了したらまたかかりつけ医に戻すという方針が諸外国でとられている医療である。ちなみに私は総合診療医である。
高齢者は全身にわたり病があるので総合的にみてくれる医師が国の医療費削減よりもよい。あちこちの専門に行き、薬がふえ、毎日病院通いにあけくれる高齢者たち。高齢者たちも経済的にも体力的にも大変である。なかには20種類の薬服薬していた、私の患者がいた。病院は、一か所にするようにいったが、専門医志向であるので耳をかたむけない。国民がまだ大病院志向なのも総合診療医がそだたない誘因でもある。
そこで昔のあかひげ先生のように全身管理できる医師を増やそうと国はしたがうまくいかない、若い医師は専門医の手技をみにつけたいとまず思う。全身管理など若い医師はめざそうとしない。神の手とよばれる外科医に仰がれる気持ちはわかる。みんなが神の手になったらだれが神の手に患者を紹介するのだろうか?専門医のほうが総合診療医より収入が高いのも誘因のひとつだと思う。
超高齢者が多くなると総合診療専門医の需要はふえると思う。私は、総合診療の研修病院の指導医の指定をうけており若い先生をまっているのだが応募なしである。大学の総合診療部の教授によると大学にも応募すくないという。若者には人気ない。若者にいくら高齢者社会になるといっても通じない。
高齢者のほうも専門医、大病院志向なので国民への総合診療医の教育も必要である。そのことにより医療費は軽減する。
だが、官僚たちのことだから打開策はひとしれず実施しているんであろう。
一億総中流は幻想
一億総貧困それも相対的貧困である。超高齢者社会など関係ないといっている若い世代にも相対的貧困はひろがっている。アメリカンドリームのような下の階級から這い上がるなどごくわずかである。
高学歴の収入たかい親は子供に十分な教育することができる。
わかりやすくいうと、小学校受験、中学校受験といっている家庭は知人、友人の家庭もお受験をしている。
まったく子供のお受験と無縁な家庭はそういった知人、友人に囲まれてくらしている。
それが悪いとかいいとかではなく、階級の固定が日本では定着してきた。
NHKの大河ドラマ(いだてん)をみていると三島家の息子ははしるのにスパイクはいている。がまだみんなははだしか足袋である。
明治、大正は階級は完全にわかれていた。戦争がおこり、日本はやぶれ、制度がこわされた。国民みんなで復興しようとしたのが前回の東京オリンピック時代である。
一億総中流となり、住宅ローンくみ家をかい、退職金と年金で老後くらすことができたら中流という時代になった。
今は、一億総貧困の時代であり、一億総中流は幻想である。
終身雇用制度の崩壊
先生は医師だから生活に不安ないでしょうというかたがいる。とんでもない誤解である。リウマチになりさらに危機感をもって暮らしている。
私は医師が全員高収入で安泰などいうことは今後はないと考える。戦後保険診療という制度ができたから医師はだいたいみんな同じ収入(勤務医は経験年数でなく収入はほぼ一緒である、私の友人によると40年年収かわらないという)終身雇用制度みたいなことになっただけである。
祖父は大正時代開業医だったが、患者が来ず夜逃げまでしている。食える医師と食えない医師が昔はいたのである。医療保険が崩壊すれば同じ医師でも格差は生じると思う。
医師だけでなくすべての職業にいえることだと思う。みんな横並びに同じなどもうありえない。どのようにいきのびるかは、個人の努力、才能でちがってくると思う。
みんなで総並びとはいえない。一流企業に就職したから終身雇用で安泰とはいえないと考える。
まとめ、多様化する社会
机で一日パソコンながめ、とりあえず周りと波風たてず、一生おわるなどしていたら老後は貧困になると思う。
発想力が今後はとわれる時代だと思う。ZOZOTOWNの社長の是非はともかく彼の発想力はかれを社会の上層部におしあげた。今の若い企業家で成功しているかたたちの発想力はすごい。なんでこんなことを考えつくのかと感心する。
医師でもAIと連携したらどうかと病院ではなく会社おこしたかたがいる。医師だから病院勤務か開業医かなど固定化した概念である。かの有名な山中先生は、患者の診療をやめ、確か整形外科医だっとおもう、がいまは研究者である。同じ職業でも多様化している。
発想力が成功のカギだと思う。
高齢者はもっと若者より人生経験あるので発想力はあると思う。
私はもうだめだとあきらめないで、とりあえず今自分ができることはないだろうか。英会話でもいい。読書でもいい。映画みることもいいと思う
自分が知らない世界をしろう。そうしたら発想力のヒントがうまれると考える