秋野暢子さんの尊厳死宣言、平穏死、老衰死で死のうよ
秋野暢子さんの尊厳死宣言
世田谷の特養老人施設の芦花ホームの常勤医石飛幸三先生がかかれた
平穏死のすすめ、口から食べれなくなったらどうしますかという本を読んだ。
私も口からものがたべれなくなったら人生の終わりだと考えている。
90代の摂取カロリーは400キロくらいである。
栄養をとらせてください、脱水なので点滴してくださいとよくご家族はいわれる。
超高齢者は、脱水より溢水(つまりおぼれたような感じ)がご本人にはつらいと何度いっても理解していただけないことある。誤嚥性肺炎には抗生物質、点滴とメニューきまっている。
抗生剤で肺炎おさまっても点滴で肺水腫おこし、心不全になり体はよわまる。抗生剤使い過ぎにより多剤耐性という、抗生剤がきかない状態を近年はうみだし、近未来は多剤耐性による死亡が国民の死亡原因第一位になる。
食事とれなくなると胃瘻(腹壁に穴をつくり直接胃に栄養摂取する方法)をしますかと医師は家族にとう。胃瘻ですべて誤嚥(気管にあやまって食物がはいり肺にはいること)は防げない。
唾液がどうしても気管にいく。栄養とりすぎて嘔吐して誤嚥性肺炎になる。栄養過多で心不全おこす。
寝たきりになると膀胱機能低下して尿路感染症おこして熱だす。熱だしたらまた入院、抗生剤、点滴治療と続く。また同じ繰り返しである。
石飛先生の記載によると、著名な学者、米国フィヌーゲン、ダールマラジャン、英国サンダースなどが有名な医学雑誌JAMAなどに認知症あるかたに胃瘻、点滴(経静脈から栄養)すると予後悪化するという論文をのせている。(全員別々の医学雑誌に)
超高齢者は、誤嚥性肺炎か尿路感染で入院し、胃瘻、抗生剤、点滴と医学的処置うける。なかには超高齢者ならよくある貧血に輸血もおこなわれる。そうすると容量負荷で心不全になる。苦しい表情になられる。拷問である。
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延命処置しても寿命は、のびないどころか本人は非常につらいが認知症あるとやめてくれとはいえなくなる。スウエーデンでは、老人虐待とされている。
石飛先生だけでない。欧米に寝たきり老人はいないという著書のなかで、欧米にいかれ視察された宮本先生ご夫妻も、日本の終末期は超高齢者をくるしめるだけだとお書きになっている。
なぜ著名な医師が平穏死について著書をだし、NHKでも老衰死の特集くまれているのに終末期に抗生剤、胃瘻、点滴(中心静脈栄養)がなされるのか。
多くの国民は、超高齢者にたいして、栄養をとらないと栄養不足になり、点滴しないと脱水になり、感染には抗生物質という神話を信じているからである。
病院側も入院で売り上げあげないといけない。保険請求で平穏死などお金にならないのである。
この構造はくずれると思う。北欧だけでなく、オーストラリア、イギリス、台湾、香港とこのような行為は老人虐待になるし医療費の無駄遣いになるとされ実施している国は日本以外きかない、と学会であった海外の医師などにきいた。
若い世代にもこの問題は、今後おもくのしかかることである。超高齢者医療など関係ないとおもっていても、税金で医療はなりたっている。
結局年金が減額され、つけをはらわされるのは今の若い世代である。
秋野暢子さんが尊厳死を表明されたことは、有名人もいまは自然になくなりたいということをいわれたので影響力あると思う。
官僚のことだから対策をねっていると思う。
病院勤務医で平穏死などいってると、病院の利益に反するので打ち首かもしれない。でも超高齢者に医学的処置をして拘束をつけをみるたび胸が張り裂けそうになる。
皆さんの声が一番である。若いかたもみんなで平穏死について考えよう。