riumatiのブログ

高齢者医療専門医の女医がリウマチになり体不自由になり犬と生活しています、医療、生活など病にかんすることから医療界についてなど発信しています

スーパー銭湯に高齢者は少ない、高齢者は入浴嫌い⁉️

純烈をスーパー銭湯でみたわという知人がいた。

マスコミでお騒がせした、おばさんアイドルだが、各地のスーパー銭湯を活性化させたことは確かである。

マッサージに先生から同意書いただきいっているがよくならないと患者がきた。知っているかたもいるとおもうが、医療保険で医師の同意書があればマッサージができる。

これも知らないかたは損をしている。マッサージを脳梗塞の麻痺があるかたが、自費でかかられていた。医療保険が使えるなどしらなかったといわれたかたがいた。

 

マッサージがきかない、毎日が神経痛で辛い。というかたに気分転換にスーパー銭湯いってみたら。とおすすめした。

 

ところで、スーパー銭湯に私も時々いくが、面白いことにきずいた。高齢者より、一世代若い世代が多い。40才から70才くらいまでだろうか?

 

高齢者におききするとスーパー銭湯に出かけるのが億劫だし、お金がかかるからいかないといわれた。

 

高齢者は、お風呂にはいるのがだんだん億劫になる。認知症になるとまた入浴回数はへり、なかには一年もはいらないかたがいる。

 

祖父もなくなる数年前から、だんだん入浴拒否して、半年入らず私が無理やり入浴させたことある、いま考えたら、祖父にすまなかったとおもう、

 

実は、介護保険で、入浴サービスまである。風呂がまをご自宅までもっていき、高齢者を入浴させるサービスである。

 

高齢者にとり入浴は肉体労働である。

 

これもリウマチになりわかった。あちこち関節が痛いと、入浴だけで一仕事である。なぜ高齢者が入浴しないのか、よくわかった。

 

非常に高い入居金のいわゆる高級有料老人ホームのお金もちの高齢者の女性は、週に何回か美容院に洗髪だけにいかれる。これを知ったのは、以前高級有料老人ホームを往診していたときに、美容院に洗髪にいかれるかたの送迎を施設職員がしていたので、ビックリした記憶がある。

 

女性が洗髪するのは高齢になると大変である。庶民は、なんとか自分で洗髪しないといけない。長い髪は大変だから高齢者女性は短くカットする。おしゃれだったかたが短く髪をカットなさる理由は洗髪が億劫になったからである。

 

いままで高齢者に入浴しましょうと無理やりいっていたが、リウマチになり、入浴は大変だとよくわかった。

 

私は、時々化粧なしで出勤する。おしゃれを自負していたが、リウマチの痛みがつよいと化粧どころではない。

若い職員は、朝寝坊したのかとおもう。話は彼らにあわせておくが。本当は、関節が痛いと化粧どころでなく通勤がやっとのことが朝冷えたときなどある。

 

高齢者が体が動かないのはなぜか、入浴しないのはなぜか?と相手の気持ちがわかるまで若い職員には、時間かかりそうである。

 

 

皆老いたくて老いたのではない。病もである。

 

相手の立場を解るのは、本当にむずかしい。高齢者がスーパー銭湯に割合がすくない事情がリウマチになりわかった。

 

高齢者医療にかかわる若い世代に、年をとり体が不自由になることをどう理解してもらうかは本当にむずかしい。