団塊の世代女性の復讐、救急車に奥様にのせられたら要注意!
先日美容院にいった。となりに明らかに団塊の世代とおもわれる女性がいた。
美容師とはなしておられた。同年代の女性たちと女子会をよくひらかれるそうである。わたしも既婚者かとおもいはなしかけられてきた。
そのかたは、私を医師とはおもっていない。女子会の話の内容は次のようなものである。
救急車よびのると病院でいろいろされるから、病になっても救急車にのらず、落ちついてからかかりつけの先生のとこにいきましょとお友達とはなしているのといわれた。
家でなくなりたいと話しているとのことだった。
そこまでは、フムフムよく最近の医療をわかってるとおもいおききした。
でもね、みんなで長年定年後もいばりくさっている旦那は、救急車よんでやって、医師にすべて延命処置してくださいということをはなしあってるのと。
彼女たちの御主人は、高度経済成長期に家庭かえりみず、働いてきた団塊の世代の男性である。
キャリヤーウーマンの私は、男女どちらの気持ちもわかる。
よくよく話をきき、ヒャーとビックリした。
離婚すると経済的に大変だから、いやな亭主でも浮気されても我慢してきた。が最後は救急車だそうである。復讐だそうである。
本当にビックリした。名前もわからない医療界のかたでもないかたの言葉である。
年をとり救急車にのるとなにが病院でなされるかは、自分の親をみていて、わかってきたそうである。
自分は、あちこち管をさされ痛いおもいはしたくない。と女子会ではなしたということである。
すべてのかたがそうではなく、つがいのように仲良い夫婦のほうが多いだろうが。
超高齢者に延命処置をしても寿命はきまっているので決してのびない。
延命処置したことで、はやくなくなるかたもいる。
生きている間、くるしんでなくなるのか、穏やかになくなるのかの違いだけである。
QOL、つまり人生の質をたかめましょうと欧米諸国などでよくいわれたことである。
日本でも呼吸器学会が数年前発表した。
誤嚥性肺炎のガイドラインでは、抗生剤をつかうときはよく、ご家族とはなしあうようにと、されている。
誤嚥するということは、人生の終末期である。
誤嚥性肺炎には、唾液をのみこんでもなる。
誤嚥性肺炎の治療は抗生剤と点滴である。
抗生剤のつかいすぎで多剤耐性をうみ、抗生剤のきかない耐性菌がでてきている。
点滴は高齢者には決してよいものでなく、溢水、つまり溺れたような感じにならは肺水腫などひきおこす。
以前警察の司法解剖なさっている医師にはなしをきいたが、ご遺体の高齢者のかたを司法解剖するとき、まず背中にたまった水をバスタオルでふくのだそうである。
それくらい、点滴の量が、日本の病院では、高齢者にとり多いということである。
まとめ
世の中の奥様方の中には、いやな旦那がたは、救急車にのせ、溢水にあわしたいとねがっているかたがいるということで、クワバラクワバラである。
奥様にうとまれていると考えるかたは、救急車にのらないとか、尊厳死協会にはいったほうがよいと考える。
以前もはなしたが100さいすぎても自分は医療を徹底的にうけたいとおもうかたは、そうしたらいい。
ようは、自分はどう死にたいかはっきり意思を書面にしてのこすことが大事である。
いまはエンディングノートがうってるので参考にされたらよい。