riumatiのブログ

高齢者医療専門医の女医がリウマチになり体不自由になり犬と生活しています、医療、生活など病にかんすることから医療界についてなど発信しています

ちょっと待て、透析導入の前に考えよう~透析中止でなくなったかたの報道うけて

透析中止した女性の報道

年齢が40代とあった。透析のかたで腎臓病だけというかたは少ない。いろいろ病を合併しておられたのであろう。

ことの真偽はわからないのでこの事件についてはコメント差し控える。

私の高齢者90歳以上の患者は透析導入したくないかたがほとんどである。

腎臓機能悪化した85歳以上のかたはかなりいる。

ご本人が希望すれば透析医にまわしている、

90歳ちかくのかたは、透析導入はしたくないと皆さん言われる。

透析したら、まず週に3回とか実施される。

水分の制限などかなり超高齢者にとってはしんどい。

しかも、高額な医療費40万以上かかるが収入によるが本人負担1万くらいのことが多い。

透析すればすべてうまくいき、健康になるか?

透析中に心臓発作おこされるかたもいる。

透析中止は、今の法律では今回のケースのように、むずかしい、

透析中止すると死にむすびつくので、一度はじめて、中止したら今回のようなケースになる。

だから透析導入については、よく考えてから導入したほうがとくに高齢者はよい。

人工呼吸器つけたらやめられないのと同じである。

医師の責任にすぐむすびつくので、医師は治療はつづけないといけないのが今の治療である。

高齢者の透析については、まずご本人が非常にしんどい。

水分とかの制限もだが週に三回とか通院しないといけない。

透析することで誰が経済的に打撃うけるか?

病院にとり利益になるので透析患者は病院は、ふやしたい。

だれが経済的に一番打撃をこうむるか?

一人の透析医療費、月に40万以上負担するのは国民である・

人口減少していくなか、若い世代はこの負担を強いられる。

90歳のかたに透析導入して寿命はのびるのか?

透析に関しては、90歳くらいのかたは、ほぼ全員拒否なさり、透析導入にならない。

90歳でもし導入しても寿命は変わらない。

余病がほかにあるし、人間の寿命は決まっているからである。

いまさらつらいことにあいたくないと、高齢者のかたは、ほぼいわれる。

ご本人がそう願ってもご家族とくにお爺さんとなった息子たちが納得してくれないことがある。

 

カルテによくご家族との話し合いを記載しとかないと、身寄りのいないかたがなくなるとき、なんと腎不全の末期に本人がのぞまない救急処置やられたことある。

 

それから、私は必ず腎機能わるい高齢者はご家族も呼び、どうするのかはなしあうことにしている。

 

腎機能わるいかたは、心臓とかあちこち病をかかえておられる。

 

ほぼ100%にちかい数で90歳以上で透析導入希望のかたは、いなかった。

 

こういった超高齢者のかたに透析しないようには話していない。

 

御本人たちが、痛いおもいしたくないといわれる。

 

医療処置をやらないと法で裁かれる医師

しかし、まだまだどこまで延命治療処置するかは、議論されている。

そのたびに医師の責任がとわれる。

救急車に乗って、病院いくと医師は責任とわれるから徹底した治療をやらざるえない。

独りで救急車でいつもいく病院ではない医療機関にいくと、医師も事情がわからないので医療行為はやらざるおえない。

結論

ブログで何回もかいているが、どう終末期をおえるかは、きちんと書面にして、かかりつけの医師にも伝えなくてはいけない。

90歳でも徹底した延命?延命にはならないとおもうが、医療処置をしてもらいたい方は、その旨書けばよい。

逆のかたは、きちんと意思表明しとないとトラブルになるのが今の日本の終末期医療である。

透析も人工マッサージなどとならび、尊厳死の項目にはいっているか確認しないといけない。

残りの人生の質をあげるかいなかは、個人の決断である。

かかりつけ医師は必要である。事情をよく知っている医師でないといけない。

 

 

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