高齢者の懐事情~年金支給日から一週間以内しか受診できない理由
今日は年金支給日である。
いつもの高齢者のかたたちがやってくる。
普通の医師は年金支給日など知らないかたが多い、
年金生活のかたは、二ヶ月に一回外来にこられる。
検査もなるべくしないでほしいといわれるかたが多い。
医療機関は検査ずけにするが、年金生活者になるとはらえなく病院にこなくなる、
病院にこなくなるほうが病にとりよくない。
高価なアレルギー検査
この季節てんこもりにアレルギー検査する医師もいるがアレルギー検査は高価である。
すぎとひのきの差がわかったところで花粉症の治療には問題ない。
年金生活の生活をわからない医師がおおい。
在宅医療をやるとお宅にうかがうので本当に爪をともすような生活をしているかたが多い、
偶数月の15日が年金支給日である。
私の外来に15日以後一週間内にくるかたがいる。
15日から二週間たつと、医療費を生活費につかい、はらえなくなるからである。
このような高齢者がいることすら知らない医師が多い。
女性医師だからゆえかご自分の経済状況は、はなされる。
高齢者になっても住宅ローンあるかたとか、子供がひとりだちしないので生活費だしているとか。
女性医師にかかるほうが長生きするというデータある。
こまやかに我々女性医師はそのかたの生活状況をきくからではないだろうか?
まとめ
高齢者になり経済的に苦しくなると、医療機関にいかなくなるかたがでてくる。
そういったかたを減らすには、患者様とコミュニケーションをとれてないといけない。
患者様の経済状況とかもある程度把握しておかないと地域医療はなりたたない。